3日の新潟競馬では五分のスタートを切り内でリズムを整えることに重きを置きながら進める。直線へ向いて間を突くような形で伸ばそうとするがジリジリとした脚で9着。「返し馬で頭を上げてコントロールの難しさを見せていましたけれど、事前に聞いていましたし、把握したうえでレースへ向かえました。囲まれるとちょっと気にして力んでしまうところがあって、今日も実際内に張るようなところを見せていましたね…。これが外枠だったら違ったはずです。馬場の傾向も外差しの利くものになってきていますし、外でのびのびと走ることができていれば走りのリズムも違ったはずですからね。モタれは極端ではなかったですが、今日が初めての騎乗なだけに右回りに関してはなんとも言えません。言っても始まりませんが一回使ってからの今回であればまただろうと思えるだけに歯がゆいですね。力になれず申し訳ありません」(大野騎手)「馬体重は美浦とほぼ変わらないものでしたし、悪くはない状態でレースへ向かえたのかなと思いました。言っても休み明けになりますから無理矢理に出して行って息切れさせるのは良くないとも思いましたし、揉まれ弱いところがありますがハナを切ろうとせず、じわっと進めてもらうように話をしました。実際のところ気を遣ったところはありましたが、何とか我慢はしていました。直線で入るスペースは僅かにあったものの入りきれませんでしたし、そうしている間にまわりの勢いが勝っていて及びませんでした…。着差はそこまでないだけに歯がゆくもあり悩ましくもあります。ここは何とかしたかっただけに結果を出せず申し訳ありません。このあとについては状態を見て検討させてください」(大竹師)脚部不安明けの今回でしたがコンディションは悪くなく狙い通りに調整を進めることができました。あとは如何にリズム良く運ぶことができるかどうかでしたけれど、内枠からのスタートだったこともあってか無理に出したり引いたりはしていませんが、他馬をいくらか気にした走りにはなっていました。力みという点では許容範囲内に収まってくれたかに思えましたが、直線では前がオープンでなかったこともあってか伸びそうで伸びきれない走りになってしまいました。左回りの舞台での未勝利戦は今回が最後だっただけに何とか1発で決めてもらえればと望みをかけていたのですが、悔しい結果となってしまいました。今後につきましてはレース後の状態を確認したうえでどうしていくか判断していきます。
あの枠引いた段階でゲームセットでした。行き足さえつけば位置取りもコントロールしやすかったでしょうが、久々でいくらか重たい状態の中あれ以上の奪取は望めないでしょうし、下げるのは論外。それでも一瞬期待させる立ち回りではありました。
先があれば十分かつ力ある馬だと思いますが、現実的には…でしょうね。クラブの決定を待つことにします。