２５日は美浦北Ｂコースで１５−１５を行いました。「輸送の影響もなく調整をスタートできました。ただ、さっそく右前脚を落鉄していて、週明けには反対側の左前脚も落鉄してしまっていました。全体接着のエクイロックは足がかりがいい美浦のダートだとどうしても鉄が落ちやすいので仕方ないのでしょう。難しい蹄をしている馬なのでなかなか通常の形で何度も鉄を打ちにくいのですが、蹄の両サイド１点ずつを釘でとめることができましたので、２点釘でとめてそれプラス接着で装蹄するようにしています。そうすればストッパー部分があるため簡単には落鉄しにくいはずですからね。今朝は最初ということで北のダートコースで長めにじっくり動かす内容の調教を行いました。新潟あと開催の２週目に自己条件があるのでそこを目指して少しずつ進めていきます」（上原師）８月１９日の新潟競馬（天の川Ｓ・芝２０００ｍ）を目標に調整しています。
出資者は（私も含め）この馬の馬格、雰囲気、走りからしてダートに行けば…と思うところはあると思います。しかし今回の更新を見ると、芝の方が足元に負担は掛かったとしても、ダートの方が完全ではない鉄は取られやすいって面があるのかも知れませんね。パテ（エクイロックス）も使って、爪も特殊な止め方をして、やっと調教できている現状。良くやってくれています。
デビュー以来、完全な状態で競馬したこと無い中で、準ＯＰを突破する可能性を見せているこの馬は、たいした馬です。タラレバはありますが、色々引っくるめてこの馬と上原厩舎には満足しています。
