練習と怪我人

 レッズのキャンプ。早速ミシャ流のハードトレーニングが続いており、チームには何人か怪我の離脱者も出ているようですね。

 私的にはよいことだと思います。全員が当然のように付いてこられる練習なんて、しても意味がないでしょう。これがシーズン途中だったら、選手を壊すようなトレーニングは考え物ですけど、今の時期は「ふるいに掛ける」という作業も必要。トレーニングで付いてこられないような選手が、シーズンで役に立つ可能性は低い。壊れる選手は壊れる。それは根本的に身体的資質が欠けていたり、準備(練習後のクールダウンも含む)がまずかったりするわけで。あるいは運が悪いと言うこともあるかも知れませんが。ともかく、この時期は故障者の発生を怖がって手心を加えるようでは論外。そこの調整は選手が考えることで、指導者の仕事じゃないってことですよね。

 それとは別に、キャンプの過程で、柏木や槙野らミシャの流儀を理解している選手に加え、いち早く順応する選手としない選手の差も付いてくるでしょう。それもふるい。個人能力があってもチームのためにその力を増減できる選手じゃないとピッチでは役に立たない。去年までそれで、延々失敗しているんです。怪我にしても、戦術の不理解にしても、そうやって「落ちこぼれ」を出すことは、プロチームにとって悪いことであるはずはありません。なにも見捨てるという話ではなく、出遅れた選手は、開幕以降頑張って、追いつけば良いんです。そうやってまた競争が発生する。健全なこと。

 今日は湘南と練習試合があるようですね。3−4−3(3−6−1)の布陣で、練習ではマルシオの1トップを良く試していたとか(マルシオは一旦離脱して、今日は出ないみたいですが)。どんなチームに仕上がってくるか、楽しみです。

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