調教師版「花の**年」

 以前、騎手でやった調査ですけど。その年のリーディングを元に「今旬」な「世代別ランク」を出してみようという試み。まあいわゆる「ユーイチ世代」みたいな当たり年はあるのかなあ、と。ちょっと興味がありまして、調教師でもやってみました。調教師って何年目くらいが「旬」だと思います? 誰の世代が脂乗ってるなあ、と思います? イメージを持ってみてから、下をクリックしてください。
※名前を挙げたのは世代最多勝(本年勝ち数)と本年15勝以上の調教師

  • 12年目世代/124勝 角居(36)・藤原英・戸田
  • 15年目世代/120勝 西園(26)・石坂・田村
  • 04年目世代/111勝 須貝(24)・牧・笹田・大竹・村山
  • 11年目世代/111勝 加藤征(26)・大久保・友道・藤岡健
  • 14年目世代/103勝 中竹(25)
  • 06年目世代/99勝 羽月(13)
  • 05年目世代/93勝 本田(18)・荒川・野中
  • 10年目世代/89勝 堀(27)・中尾秀・久保田
  • 17年目世代/84勝 音無(29)
  • 18年目世代/82勝 安田(27)・佐々木
  • 13年目世代/75勝 鮫島(20)
  • 07年目世代/73勝 松永昌(16)・平田
  • 16年目世代/71勝 西浦(18)・萩原
  • 29年目世代/62勝 橋田(19)
  • 20年目世代/59勝 宗像(21)
  • 23年目世代/55勝 国枝(29)
  • 19年目世代/54勝 上原(17)・加用
  • 22年目世代/54勝 二ノ宮(18)
  • 25年目世代/53勝 藤沢和(23)
  • 09年目世代/52勝 池江(31)
  • 24年目世代/47勝 池上(12)
  • 03年目世代/45勝 牧浦(10)
  • 21年目世代/44勝 浅見(20)
  • 32年目世代/44勝 領家(25)・橋口
  • 36年目世代/44勝 大久保洋(13)
  • 35年目世代/37勝 中村(13)
  • 08年目世代/34勝 矢作(22)
  • 02年目世代/33勝 高野(12)
  • 31年目世代/31勝 松田博(22)
  • 30年目世代/29勝 和田道(14)
  • 34年目世代/28勝 白井(9)
  • 28年目世代/22勝 崎山(14)
  • 38年目世代/22勝 松山康(14)
  • 33年目世代/17勝 小原(8)
  • 26年目世代/13勝 沖(7)
  • 01年目世代/12勝 栗田(5)
  • 27年目世代/08勝 野村(7)
  • 37年目世代/07勝 藤岡範(7)

 だいたいイメージできていたことですが、世代として油に乗ってるのは10年目〜19年目あたりの調教師。40前後で調教師になるとして、調教師キャリア30年を3分割した際の「中間期」。軌道に乗せるための前半期、仕上げの後半期よりも数字を追求する傾向はあるだろうし、評判(実績)と気力のバランスも一番良いと思えます。

 騎手同様、各世代には人数差がありますので、純粋にアベレージ高い年度が上に来ているわけではありませんが、その中で4年目、5年目、6年目の頑張りは凄いですね。特に4年目。POG界隈で評価急上昇の須貝さん、エリンコートの笹田さん、アニメイトバイオの牧さん、テスタマッタの村山さんとG1級ずらり。大竹さん、尾関さん、矢野さんも関東では売り出し中の調教師。誰一人落ちこぼれの居ない超ハイレベル世代。若手だけにまだどう転ぶか分からない部分もありますが、未来のリーディング探しにはベストの世代かも知れませんね。

 5年目世代には鹿戸さん、6年目世代には小崎、斎藤、ミッキー、庄野といった面々が居ます。この辺の世代も非常に魅力的ですね。

 1位の12年目世代はなんと言っても角居先生ですが、藤原某、戸田さんとG1トレーナーが並びます。角居・藤原の同期対決は凄いですね。まあ、学校でも会社でも走ですが、同期のライバルってのは一番向上心の源になるもんです。11・15年目も質量が揃ってる感じあります。14年目は平均的に勝たせていますが、中竹先生の「(馬の)質の割にはイマイチ結果でないなあ」というイメージもあり、伸び代は微妙かも知れません。

 個人的注目は10年目世代。ここは久保田、中尾秀、小島茂と、私が出資したことのある調教師が3人。しかも久保田、コジシゲさんは先日の調教師ランクでもSランクの2人。ここは私の当たり世代かも知れません。そうなると堀先生、岡田先生あたりにもチャレンジしたくなりますね〜。丁度どちらも今年の1歳に出資候補が居るんですよね。うずうず。

 私的には、4年目世代と10年目世代の調教師を贔屓にしつつ、他の世代のエース格を注視するという流れで行きたいと思います。

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