さて?

 なんだかんだ毎日更新してますね…。仕事も危機的状況は脱して、後は数ヶ月単位で今の「自粛ムード」の余波があるであろう状況に備える日々。本当に、経済が萎縮してしまったら、震災復興なったときに日本が地盤沈下しちゃいますよ。これは募金同様、一人一人の行動が反映できる「震災復興」のあり方だと思いますね。外食したり、買い物したり。特に、自分の行きつけの店は、しっかり通い支えたいです。

 表題の件。例のプロ野球騒動ですが。私的には現状反対とも賛成とも言えません。まず、感情論で「被災地のことを考えろ」というのは良くないと思います。理由は前述。プロスポーツの意義の最たる一面は「心の支え」だと思うのですよね。こうしたところを抑制してしまうと、どこまでも沈滞ムードが続いてしまいますから、開催すること自体の意義は大きいと思います。

 問題は電力などの面で。その点での批判は「一見」とても筋が通ってますね。東京ドームでのナイターゲーム施行の電力消費は住宅4〜6千軒分とか。それだけ聞けば「計画停電中に冗談じゃない」となります。しかし、それはあくまで「東京ドームの電力消費が通常状態に上乗せされた場合」であって、例えば野球ファン1万世帯が待機電力のみで、それも極力抑えてドームへ野球を見に行ったとしたらどうなのかな、と。それも机上の空論かも知れませんが、果たしてそうした空論・試算すら抜きで「悪」と断言して良いのでしょうか。ましてや大臣を名乗る人たちがそこに言及せず(しているのかも知れない)反対するのはどうなのでしょうか。読売が中心にいることでネガティブなイメージを持ちやすいのでしょうが。25日なら、鉄道の混乱や原発問題など含めた情報錯綜(情報過多及び民放の「災害バラエティ」が作り出す悪意ある危機感)による国民のパニック状態も含め、今よりは落ち着いている可能性あると思いますけどね。

 まずはドーム主宰球団である読売はそこをきっちり試算なりして、提示すべきですよね。そうしたことをすっ飛ばしてさも感情論(しかも経営者のエゴが匂う)に見える出方をするから批判が高まるわけで。まあ、無論ドーム以外でのデイゲームへの振替や西日本開催を優先出来れば、その方が良いと思いますけどね…。

 一方で、選手が乗り気じゃないのならやるべきじゃないのかな、とも思いますね。嫌々やって、与えられる勇気も何もあったもんじゃないですし。ただ、私のイメージだと、企業を背負う球団側はブランドイメージへの影響を恐れ自粛ムード。選手は自分たちのプロとしての有り様を見せるために開催要請、という流れになるはずだ、と考えていたのですが。選手個々のコメントがもうちょっと見たいところです。

 あくまで個人的意見です。こうすべき、とは思いません。「事態が好転しない場合中止有り」との注釈付きであれば、現状は球団側を支持したい気持ちです。無論、阪神淡路とは容易に比べられないですけど。津波による被害もありますし、あの時は地震が1月ですからね…。当時のオリックスに、読売がなれるとは思えませんし。まだ様々な面で、冷静な判断が下せる時期じゃないと言うことでしょうか。まあ、そもそもの大根本として、野球が国民的スポーツではとうになくなっている、という事実もありますし…。経過を見守りたいです。

当ブログの一口馬主関連記事の一部はキャロットクラブさまより許可をいただき転載しております。記事の再引用、転載はご遠慮願います。