プレー能力以上に大事なもの。

 代表メンバーの海外進出が相次いでいます。W杯は国の戦いである以上に、選手見本市。三流国である日本は、当然選手輸出国になるところから始めるべきですよね。良い輸出先になってまず二流の仲間入り。過去のW杯では話題ばかりでほとんど実際の移籍は決まりませんでしたから、ここからが日本サッカーの本番と言えるかも知れません。

 W杯前に決まっていた内田や香川に続いて、川島はベルギーのリエーセへ、長友もセリエの莫迦みたいなルール改正にめげず本腰入れているチェザーナでどうも決まりっぽいです。阿部ちゃんも移籍しそうな気配ですし、闘にもオファーあるかも? それぞれ、厳しい戦いになるでしょうが、まずはチームで信頼得られるように頑張って欲しいですね。送り出すJクラブとサポにとっては寂しいし、厳しい面もありますけど、必要とされて海外へ行ける日本人選手なんて、そうそう居ませんから、誇りを持って送り出しましょう。

 その中で、私が「もう100%成功するだろう」と思っているのが川島。それは性格的な部分が大きいのですが。入団会見でも早速彼の良いところが出ていたようですね。冒頭はオランダ語、あとは流暢な英語。それだけでも立派ですが、イタリア語とポルトガル語も問題なく話せるようなので、チームメイトとの意思疎通はまったく問題ないでしょうね。積極的にチームに溶け込んで、すぐにレギュラーGKの座を掴むんじゃないでしょうか。

 コミュニティー力って言うんですか。サッカーの能力以上に必要。中田だって、ペルージャでは街やチームメイトに溶け込んでいた印象でしたし、あの俊輔もセルティックでは一体化してましたね。逆のパターンは大久保。言葉覚える気がなさそうだし、溶け込む努力をしている風でもない。ドイツで恥ずかしいほどの大失敗をして帰ってきたのは、必然でしょう。喉元過ぎて、また海外願望あるようですが、余程根本から改めないと行くだけ無駄だと思います。それよりJでしっかりチームに貢献せい。

 現海外組の移籍も含め、7月は毎日ニュースから目が離せません。

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