遅まきながら。

 アメトーークの「キャプテン翼芸人」を視聴。

 番組自体は非常に面白かったし、共感出来るところも大いにありましたが、何より残念なのが、キャプテン翼が「過去の名作」ではなく「半端に現在進行形」なことなんですよね。サッカー界に与えた功績は(日本のみならず全世界的に)大変なモノですし、当時の漫画としても素晴らしかったのですが、続編がことごとくつまらないというか、冗長でマンネリというか。自分でどんどん泥を塗ってしまっている感が否めず。10年前20年前に終わっていれば、もの凄く綺麗な「伝説」だったと思うんですけどね。終わっていないせいで、漫画としてスラムダンクとかと比べられてしまう。そうなれば、勝ち目は全くないわけで。

 Jドリームや俺フィー、オフサイドが好きな私にとっては、キャプテン翼はやっぱ過去の漫画です。今読んでも、「懐かしい」とは思っても、面白いとは感じないですね。スポーツ漫画というよりは、キン肉マンやゲームセンター嵐とかと括られる漫画です。記憶と辿ると、サッカーが好きだという気持ちより、やっぱギャグマンガとしての愉快な記憶が蘇ってきます。JOJO芸人やスラムダンク芸人と違って、番組を楽しんだ後、「もう一度読みたいな」という欲求は全く湧いてきませんでした。

 まあ、しかし。こういう漫画に子供時代に出会えたと言うことは幸せですよね。今は漫画というコンテンツにそこまでのパワーが無く、小さなブームを生み出す漫画はあっても、社会現象にはなかなかなりませんし、良い意味で子供が賢いですからね。平均化された知性や理性は意外性・例外を否定するので、「作られたブーム」を楽しむしかない。勿体ない。

 ちなみに一番好きなキャラは若島津くん。手刀ディフェンスw

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