うーん

■浦和赤っ恥!地域リーグ・松本山雅に初戦敗退、J1勢初の屈辱で監督解任危機…天皇杯

 新聞の話題にはしやすい敗戦だけどね。サポーターはそんな馬鹿じゃないから、この結果でぎゃーぎゃー騒ぐような奴は居な……

約200人がスタンドに居座り、信藤TDを呼び出した。「レッズは強くないとダメなんだ。去年、今年と辛抱してもう流す涙もない」。1時間に及ぶ魂の叫び。「方向性も定まらずにパスを回すだけのサッカーをしていたら、みんな愛想を尽かすよ」。監督解任要求とも取れる怒号が飛んだ。

 この結果でぎゃーぎゃー騒ぐような「まともな」サポーターは居ないよ。うん。

 少なくとも私の周りのレッズサポは全然騒いでないけどね。「流石にちょっと恥ずかしい」「でも天皇杯から逃げられたのは結果オーライ」で私の周りは意見一致してる。今年、本気で「強くないと駄目」なんて言ってるのは、闘とごく一部のサポだけでしょ。その熱さは羨ましくはあるけどね。昨年まで、「方向性も定まらずタレント頼りのサッカー」をやってたチームを応援してきて、そんなことどの口で言うのか不思議でならない。その「悪しき伝統」から決別する最初の年でしょ。何をそんなに生き急ぐかね? カップ獲ろうが、リーグ獲ろうが、ACL獲ろうが、去年までの「未来のないサッカー」より今の方がずっと良い。

 JFL終盤からレッズを見てきて「強い」と感じたのは、エメの居た時期のごく一部だけ。試合で言えば、ピークはナビスコで鹿島を倒した試合だった。断言できるのは「安定した強さ」「相手に尊敬される強さ」を浦和レッズが宿したことは、後にも先にも一度もないということだ。可能性は何度も感じたが、いつも内紛や迷走で自滅する。それがレッズの歴史。「強くないと」というサポーターの言葉は、視野の極めて狭い傲慢さに満ちている。サッカーという競技への敬意に欠ける。サッカーに敬意を払わないと、良いチームは出来ないし、相手のサポーターに尊敬して貰うことは出来ないよ。私は鹿島を尊敬してるし、かつての磐田を、マリノスを尊敬してます。同じレベルにレッズはあるとは到底思っていません。

 まあ、結局チームを作るのはサポーターなので、サポーターのレベルに合ったチームが出来上がるのが自然。大多数が記事で書かれてるような方々と同意見なら、それで仕方ないと思います。私の足は、ますますレッズの試合から遠ざかると思いますけど。お金はユニフォームなど、他の手段で落とすとします。そのお金も無駄遣いされるんじゃ、空しいけどね。

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