(ウインアンジェラス)上でも似たような。

 ウインアンジェラスは、今日の東京最終Rに出走、僅差6着でした。

 スタートは特別速くないモノの、2の脚がこの面子でも別格。あっさりハナに立つと、後続を2馬身ほど離したマイペースで進む。抜群の手応えで直線へ。後続をギリギリまで待って追い出したノリ騎手だが、追って弾けず。ジリジリと後続に交わされて0.6秒差の6着。

 うーん、上でも似たような競馬振りですねえ。もう、ずーーーーーーーーっと言い続けてることですが、直線へ抜群の手応えで向くのはいつものこと。そこで、溜めても爆発しないのもいつものこと。正解は、直線、手応えに騙されず、早めに引き離してそのリードを保つ乗り方。これは過去のレースから、もう結論の出ていることです。にもかかわらず、騎手が変わるたびにそれがリセットされる…。

 1000万でも、似たよな競馬振りって事は、1000万でも上位争いは可能でしょう。しかし、創意工夫のない陣営という最大の弱点は、最後まで解消され無い気がします。このまま準OPに上がっても何も出来ないでしょうから、工夫しないなりに、1000万で入着賞金を稼いでくれればいいかな。

▼クラブコメント
横山典弘騎手 スッと先手を取れたのですが、敏感なところがあって、少し離れている後ろの馬を気にしているような素振りが見られるんですよ。気分よく走らせてあげることを最重要課題にして乗ったのですが、視界には入っていないはずの馬なのに敏感に察知しているんでしょうね、耳を絞ったりとリキんだりするんです。もう少し気にせず走れれば、3コーナーなどでフワッとできるはず。そうすればもっと余力を残して直線に向けると思うし、きょうだってもっと粘れているでしょう。その点さえ改善できれば、1400メートルという距離は長いとは思わない。ただ、それをクリアするというのはなかなか難しいもの。頑張って走っているんだけれど、ちょっと頑張りすぎなんですよね。

鈴木伸尋調教師 うまく乗ってくれたし、このクラスにも目処が立つ競馬でした。ただノリに限らず、難しいところがあることを指摘されますね。きょうでもスムーズに見えたけれど、いろいろと気を使って走っていたようだからね。きょうみたいに自分のペースでいければ、どこかで勝つ形が作れそうと思う反面、気持ちをうまく保ってあげられないと、自分の走りができないというケースがあるのかも。そういうことを頭に入れながら、番組選択をしていかなくてはいけませんね。この後はいったんミッドウェイFに放牧に出し、いいタイミングでトレセンに戻してあげるようにします。

及川の目 前走と馬体重の増減はありませんが、ふっくらと見せ好感がもてるつくりでした。レースもマイペースの逃げで、直線に向いたときには周りの馬が追いどおしなのにアンジェラスの手綱は動かされないほどですから、直線での粘りが期待されましたが、長い直線で少しずつかわされて6着。レース後には横山典騎手に「難しさ」も指摘されました。とはいえ、昇級で牡馬との混合戦。着差などから考えれば、いい内容であったと思います。さまざまな指摘も今後にとってはプラスになるでしょうし、課題を克服できるように進めていければ、さらにいい結果が期待できるはず。いろいろ収穫の多いレースだったと、前向きにとらえられる1戦だったと思います。

 ノリちゃんが言っていることは、結局はダンチヒらしさを強調する要素であって、別の問題では無いとも言えます。解決策は、気を抜かせないような競馬の一点でしょう。まあ、もう、いいです。

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