(スフィラータ)キャロット2歳馬近況

 上から、インディパレード、アフタービート、アーティストチョイス。


この中間も乗り運動を意図的に控え、サンシャインパドックでの放牧を継続しています。左前脚と右トモ脚を中心に整体ともみ針を施したことで、いい回復が見られ、歩様は以前より安定しています。整体+もみ針治療はあと1回行えば十分かと思いますが、右トモの肉付きには物足りないところがあるので、引き続き回復に専念する必要があるでしょう。しかし、治療の効果は確実に現れてきているので、今後も焦らず一歩一歩乗り運動を開始できる態勢を整えていきたいと思います。


現在は屋内周回コースでハロン20秒程度のキャンター1600mの後、屋内坂路でハロン17秒のキャンター1本を行っています。また週3日は登坂本数を2本とし、そのうち1日はハロン16秒程度の時計を出しています。ここ最近は馬群の中や後方で我慢させる調教を課していますが、どの位置にいても行きっぷりはよく、随所にかなりの底力を感じることができます。坂路で2本登坂する日も息の戻りは早く、すぐにケロッとしているところを見ると心肺機能も優れていそうです。毛ヅヤもよく、体調も良好なので、今後も思い通りのメニューを消化することができるでしょう。


この中間に首から肩にかけて筋肉痛の症状が見られ、右前脚の捌きに勢いが感じられなくなったため、1週間ほどウォーキングマシンのみで様子を見ました。すぐに休ませたことがよかったようでその後の経過は良好で、屋内周回コースでダク800m、軽めのキャンター600mを乗り始めましたが、今度は右前脚の深管がチクチクし出し、馬が気にする素振りを見せたため、現在は1日2回の曳き運動で様子を見ています。症状が出てから日が浅いこともあり、目立った変化はありませんが、こじらせると厄介な箇所でもあるので、しばらくはレーザー治療を行いつつ、症状の緩和を第一に考えていきます。

 キャロ、特に空港のワンブレーキは大きいなあ。アーティストは春先まで棒に振りそうな気配ですね。その分順調なアフタービート。3歩進んで3歩下がるインディパレード。

 まあ、1頭でも順調だと、気持ちは後ろ向きになりづらいし、まだこの時期ですからね。みんな頑張れ。

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