今日のEURO

 オランダ−ルーマニア戦はまだ見ていません(結果は知ってます)。

 イタリア−フランス。イタリアが故意にせよ事故にせよ「いにしえのやり方」でフランスを倒し、決勝トーナメント進出。両チームのプライドを賭けた激突が10分で破綻したのはとても残念ですが、どちらが決勝トーナメントに相応しいか、と言うとやっぱイタリアでしょうねえ。フランスのサッカーはポリシーを感じません。あの監督のせいでしょう。世代交代の前に監督更迭は必須。アンリには代表に残って、まともな環境でリベンジをして欲しいなあ。
 イタリアも、勝ち上がりの代償は大きく、ピルロガットゥーゾがスペインとの試合には出場できない。それでも、10分でリベリを欠き、25分で10人になったフランスよりずっとマシだ。スペイン相手となれば、イタリアの「したたかさ」が絶対的な武器になる。この試合はどう転ぶか分からない。

 今日はD組。これで痺れるような予選も終わり。華やかさと予定調和の決勝Tが始まる。TBSは決勝Tを一生懸命放送するようだが、一般視聴者をサッカーファンにすることは出来ても、サッカーファンをサッカーマニアにする力は、決勝Tにはない。W杯とEUROの決定的な違いは予選にこそある。W杯はアジアなどのアウトサイダーが存在するため、予選全体を通じて、見る価値のある試合は限定されるが、EUROは茶番の存在しないまさにデスマッチが続く。EUROにはごく少数の(前回のギリシャのような)事故を除き、番狂わせは存在しないから、予選で起こるドラマには、全て必然性がある。録画再放送でも良いから、予選の試合を地上波限定の視聴者にも見せておくべきだ。WOWOW(CS)でサッカーを見ている段階でマニアなので、CSからは何の裾野も広がらない。その力は地上波しか持っていない。残念だ。

 さておき。スペインは無風状態で予選を突破確実。だが攻撃的なロシアには通じても、守備的(組織的)なスウェーデンには通用しなかった攻撃。ヴィジャのタレント頼みではイタリアは崩れない。そのための打開策をギリシャというサンドバック相手に見いだせるか。4−0スペイン。ロシア−スウェーデンは予選最後の宝石のようなカード。両チームの勝ち点が面白さに拍車を掛ける。攻めるロシア、カウンターを狙うスウェーデンヒディンクマジックが炸裂しそうな気配漂う。3−2ロシア。

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