今日のEURO

 蘭伊終了後、感想書こうと思ったら寝落ちして朝になってました。前回のEURO(&W杯)より確実に無理が利かなくなっていますw

 ルーマニア−フランス。私はルーマニアの優位はイメージしつつ、2−1とか書いてしまいましたが、普通に考えて初戦でこの点の動きはないですね。ルーマニアにゴールが生まれなかったのは不運に、フランスのそれは必然に思えました。ジダンが居なくなって云々言われますが、リベリだって素晴らしい選手。サイドも強いし、ベンゼマも良い。結局は、ピークを完全に過ぎた98世代の切り替えを躊躇する(切り替えるに足る選手がいない)ということでしょうかね。私はあの監督、全く評価してませんし。ヴィエラが絶好調でいても、余り変わらない気がします。次のオランダ戦で終戦濃厚。出来ればドロー以上で、最後にイタリアと生き残りを賭けてプライドのぶつけ合いをして欲しいですが。

 そのオランダ−イタリアはまさかの結果。いや、オランダが先制した(してしまった)時点で、原則カウンターとセットプレーのイタリアは万事休すだったわけですが。あそこで1−0で終われないのは、やはり精神的主柱を欠くが故でしょうか。私はオランダのDFを攻略するには、スピードではなく「格と経験」だと思いますので、デルピエロではなくディ・ナターレを先発させた監督の負けだと感じました。実際、デルピエロカッサーノが入ったあたりが、イタリアの攻勢のピークでした。
 当然オランダも褒めるべきでしょう。伝統の3トップ(ウイング)をマイナーチェンジした3枚のOMFを多くシステムは、今のオランダのタレントにマッチしています。ロッベンとバベルを欠いてもそれを機能させた選手、そしてファンバステンは見事。両チームを分けたのは、監督を含めた、ベンチ(チーム)の温度差だったかも知れません。イタリアはこの状況から復活できるでしょうか。してこそイタリア。

 上でも書きましたが、次がどちらもドローになって、最後、イタリアとフランスが「勝たなければ終了」という状態で、体面かなぐり捨てたぶつかり合いをすると最高に面白そうです。先日のエントリのコメントで、まっくいんさんとも話しましたが、GL最終戦はサッカーとしては一番「面白い」試合になります。ここを放送しないTBSは残念(イタリア−フランスは放送するでしょうが)。

 今日はD組。スペイン−ロシアはある意味、オランダ−イタリアより面白そう。スペインは「近年最高の仕上がり」と自信を持って臨むでしょうが、本番に弱い伝統はなかなか払拭できません。そこへ立ちはだかるヒディンク・ロシア。この人は相手のメンタルバランスを崩して、つけ込む戦略では世界一ですからね。前半20分までにスペインに点が入らなければ、ほぼ勝ち目無いのではないでしょうか。2−0でロシアと予想。

 ギリシャスウェーデンは余り興味持てず。ギリシャは前回の優勝で今世紀分のミラクルは使い果たした気がする上に、レーハーゲル体勢不動で新鮮味ゼロ。流石にサッカーの神はそこまでボンクラではないでしょう。しかし対するスウェーデンもイブラがインテルで不調を囲ったのと、中盤のタレントが06年からの2年で期待ほど延びていません。シュルストレム、ヴィルヘルムションあたりはもっと大物になってて欲しかったんですが。それでもベテラン偏重ながら層は厚く、穴も少ない。ここは問題なく一蹴して、スペインに難題を突きつけて欲しいものです。1−0でスウェーデン
 

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