うん、目標を持つことは大事だし、そのステップとして浦和を選んでくれた部分もあるのだし、支持します。ただ、長谷部のケースもそうだけど、焦らず最良の条件を見定めて欲しい。有終の美を飾りに、キャリアというクリスマスツリーに付ける飾りを物色するほどベテランではないし、「経験することが大事」と言うほど若くもない。本人のステップアップに繋がるかどうかが大事で、その為には浦和にいる以上に成長して貰わなくては、浦和に出してくれた千葉のサポにも失礼というモノです。
私はみんなどんどん移籍すればいいと思いますよ。マイナーリーグのビッグクラブの義務とはそういうことだと思います。Ｊリーグは日本のサッカー選手にとって「究極の目標の地」ではないのだし、移籍で選手が抜けるのを嫌がるというのは「海外からオファーが来るようなレベルの選手を保有したくない」というのと同意義。矛盾した考えです。勿論、寂しさはありますけど。それ以上に、レッズを経由して、戦力として欧州リーグからオファーが来るレベルに達していくのは、誇らしいじゃないですか。去年のアレもそうだし、小野ちんもそうだし。勿論長谷部・阿部ちゃんの他に、闘莉王や啓太にも同じことが言える。みんな、いい形で出ていって（いい形になるまではクラブで頑張って）、レッズの選手は良い、と、世界で言われれば最高です。理想型はレアルやミランじゃなくて、オランダのビッグクラブ。
新しく獲った選手、獲る選手にも同じことが言えるわけで、競馬に於ける「日本は血統の墓場」ではないけど、「レッズは才能の墓場」にはならないよう、フロントも、サポも志を持ちたいモノですね。それでこそ、尊敬に値するビッグクラブだと思います。
