勇気の要る発言

 スーパーサッカーで金田さんが「今後の予選のプレッシャーとオシムの家族のことを考えれば新監督に替えるべき(かもしれない)」という発言をしていました。日本の社会では勇気の要る発言ですね。しかし金田さんの発言は100%正しい。支持します。

 日本人は感情論に溺れがちなので、ファンの多くは思考停止状態になり「悲しい」「とにかく良くなって欲しい」で止まってしまう。勿論、それは人として美しいことではあるけど、ファンならざるサッカー関係者、特に協会関係者はそれでは話にならない。会見で泣いて絶句する老人(そして自分の講演で病状をぽろぽろこぼすボケ老人)、「後任は一切考えてない」と明言してしまう専務理事。「日本のサッカーの舵取りを任された」人間としては余りにお粗末、余りに幼稚、余りに盲目。

 私もオシムさんには監督として戻って欲しいし、無理なら監督は別に立てて総監督・アドバイザーとして関わって欲しいけど、年齢と、病気を考えると完全に代表を離れて2・3年療養した方が良いとは思う。極端な言い方をすれば「日本のために死んでくれ」と言うには、オシムは実績がありすぎる。いや、無論実績がなければそうして良いというわけじゃないけど。オシムの流れを引き継げる人選が出来ればベストだし、そうじゃない場合は優秀な外人監督に切り替えるべきだろう。時期的に、外人は難しい。ストイコビッチという目はあるのではないかと思ってるけど…。とにかく、「流れを絶ってしまう日本人へのシフト」は勘弁して欲しい。具体的に言うと岡田さんと西野さんは勘弁。

 まあ、ともかく、厳しい局面。まずはオシムさんに回復して貰って、それとは別に「日本を止めないため」に動いて欲しい。てか、協会の爺さん達はこういう時のために大金貰ってるんでしょ。ファンの代わりに泣くためじゃないよね? そこですぐに後任を付ける動きをして「非情だ」と言われても、それが何だというのか。予選は近い。情に溺れて良い時間は全くない。ファンには情に溺れる権利はあるけど、協会が一緒にやる必要はない。

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