M−1所見。

笑い飯:相変わらず。こいつらのスタイル自体が目新しいから受けているだけで、自分の芸風の中でマンネリになってるのはつまり能力が低いだけ。被せで無理矢理笑わせる手法も完全にワンパターンで、マイナスに作用してるとしか思えない。舞台向き芸人だとは思うが、テレビで通用するレベルじゃない。初めて見た時から一個も進歩してない。そろそろ何とかしないと寿命じゃない? 40点。

・アジアン:ん〜、やっぱ女性ってだけでお笑いにおいてはマイナスだよね。悪いけど。女らしくても、男っぽう芸風でも引く。アジアンはネタのソースが男受けする内容を盛り込んで少し違いを出してるけど、単純に面白くない。リズムは良いし、練習も凄くしてるんだろうが、単純にネタがつまらなくて笑うところがない。何で残ったの? 45点。

・南海キャンディース:9組の中では漫才として一番斬新で面白い。しかし初見のインパクトはもう無い。そうなると冷静に内容を吟味されるわけで、飯あたりと比べれば格段上だが、やっぱりネタのレベルが上がってない&バリエーションが狭い。けど漫才本体ではなく前後のトークというか、掛け合いの部分はずいぶん面白くなった。相変わらずズルイ(しずちゃんが)けど、テレビで揉まれて成長してるんだなあ。逆に漫才としては見所がなくなった。キャラクターだけじゃあなあ。50点。

チュートリアル:4組目にして漸く最低レベルクリアしてる漫才。普通に面白い。前者3組と違い、キャラクター性に頼って無い分完成度高いし、ネタもしっかりしている。というか、普通こういうもんだよね。キワモノ性が笑いの才能を上回る、困った時代だ。ネコうー。ほたって。周りがレベル低すぎるせいで別格の完成度。あー安心。これで飯より下はありえねえよ。プロの芸人は、新発明に甘いからな。冷静になれ。90点。

ブラックマヨネーズチュートリアルの後なのでどうかと思ったが、レベル的には頭3組とはやっぱり別格。勢いもある。でもずっと同じテンションで飽きる。序盤で乗れなかったら最後までつまらない。自己中心的な漫才。でもストーリー? の作り方は上手い。チュートリアルより上手いかも。最後は好みの差だろうが、わめき散らす上方式は基本的にウザイ。じわっとフレーズが心を打つ漫才の方が好き。だから南海も本来好きなんだけどね〜。怠慢だな。85点。

品川庄司:断然テレビ馴れしているので、トークの緩急が別格に上手い。でもテレビで普段見てる人間ってのは、見る目が厳しくなっちゃうから、何か意外性というか、凄みを見せてくれないと「流石!」とは言えないんだよな。なんかちょっとさまぁ〜ずの影響受けてないかw 昔からこんな芸風(テンション)だったっけ? まあ、面白いけど、やっぱ品庄にはもう一個上を期待したいのです。70点。

タイムマシーン3号:動けるのは良いねえ。若手はトークのレベル低いのは仕方ないので、動きと完成度でカバーだよ。オリエンタルラジオとかね。安西先生で個人的に笑ったけど、やっぱキャラクター性に依存しすぎだよなあ。今は面白いけど、将来性はなさそうね。65点。

麒麟:こないだ千鳥と間違えたけどw その程度の印象。しかし昔見た時は「何が面白いの?」と思ってたけど、随分構成が上手くなったような。ちゃんと笑えた。逆に声が良すぎるのが足かせになってる気はしなくもないけど、今回のネタに関してはその辺も活かしきってたし。ちょっと見くびってた。謝る。90点。

・千鳥:で、その麒麟と間違えて「岡山弁ってインパクト以外何もない」と言っていた本体。相変わらず。つまらなさすぎる。とんだ格下だよな。40点。

■決勝

麒麟:いやあ、ホントに面白くなったなあ。俺のツボが変わったのか、普通に彼らが成長したのか。たぶん後者だろうな。去年ですらあまり面白くはなかったからなあ。昔からファンの人に聞いてみたい。85点。

笑い飯:論外。ただでもつまんないのがテンション高くてウザさ急上昇。そのマイナス分を最後のマリリン喋りの面白さで挽回して元のまま。40点。

ブラックマヨネーズ:ん〜、やっぱ面白いけどうるせえなあ。俺は嫌い。でもきっと優勝こいつらだろうな。85点。

■結果

やっぱね。まあ確かに麒麟は野球ネタの方が良くできてたけど。まあ、別にいいや。俺は誰が誰を面白いって言うかじゃなくて、自分が面白いと思うものだけで笑うから。麒麟チュートリアルはこれから真面目に見ることにした。

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