ノーサイド。

9/17 引退 17日の阪神競馬では五分のスタートから後方でじっくりと進める。直線は馬場の外目に出すとジワジワと伸びたが9着。「2コーナーまではスムーズに走れていたのですが、向こう正面でちょっと砂を被ったらかなり嫌がって頭を上げてしまいました。これまでの感じからも、少しでも被るとダメだと思っていたのですが、内枠だったこともあって厳しい競馬になってしまいました。直線外に出してからは伸びているだけに、スムーズなら違ったと思うので残念です」(渡辺騎手)「できれば1400mを使いたいと思っていたのですが、出走することができずにここへ。やや距離が長いのは分かっていましたが、1700m戦を使ったあとでしたし、なんとかこなして欲しいと思って送り出しました。前半はじっくり構えて直線に賭けるのは予定どおりでしたが、内枠とあって道中砂を被って嫌がっていたのはかわいそうでした。それでも直線はよく伸びていましたし、よく頑張ってくれたと思います。預かることが決まってからずっと期待していた馬でしたが、順調さを欠いた時期もあり、このように結果を出せなかったことは私自身本当に悔いが残りますし、会員の皆さんにも申し訳ない気持ちでいっぱいです」(松永幹師)やや距離は長いかと思われましたが、直線はしっかりと脚を使って、この馬らしいレースは見せられた内容だったと思います。直線素晴らしい伸びを見せた2戦目など素質の高さを随所にうかがわせてきましたが、今回、未勝利戦最後の出走機会で勝利を逃したことを受け、松永幹夫調教師と協議を行った結果、現役続行を断念し、競走馬登録を抹消することとなりました。会員の皆様にはまことに残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。なお、本馬に出資されている会員の方へは追って書面を持ちましてご案内いたします。

 地方に出して普通に立て直せば上でも通用したと思いますが、とにかく最悪なのはこの厩舎で現役続行すること。そうじゃなければいいやとすら思っていましたので、諦めは付きました。色々言いたいことはありますが、読むに耐えなくなりそうなので、止めておきます。前走1700で権利取れなかった時点で狙うレースには使えないことは想像つきましたし、そうなったら変な使われ方をして後味を更に悪くするか、レースを経ずに引退するかの二択。僅かに、地方転出後の厩舎変更にも期待していましたが…まあ、虫のいい話ですね。


 素材という面では、これだけの牝馬、なかなか出資できないとは思いますが、順調さを欠くとどんな馬でも厳しいですね…。良い教訓になりました。一口ではソフト(馬の質)よりもハード(環境)がずっと大事、ってのはカズー経験で随分分かってたはずなんですけどね。痛い目にあって分かることもいっぱいあります。無駄にしないようにこれからの一口生活を頑張りたいです。

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