創意工夫

17日は軽めの運動のみ。「少しずつ動かしながら状態を上げていければと取り組んでいましたが、やはり脚元が敏感なようですね。蹄が浅い分、蹄底が圧迫されてつぶれやすくなるんです。入厩後、普通の鉄を履かせていましたが、少しでも負担を減らしてあげられるように近いうちに鉄橋蹄鉄に替えようと思います。現在はそのような形で様子を見ながらという段階なので、ゲートも少しずつ良くしていくという状況です。お兄ちゃんもすごい能力を持った馬だし、この馬への期待も自然と高まりますから、まずは焦らずに良くして行きたいと思います」(上原師)

 上原厩舎に入ったビンテージチャート。先週にはJRA馬名登録もされました。さっそく厩舎再度で、色々工夫して戴いているようで。有り難い限り。

 鉄橋蹄鉄ってのは、アレですね、いわゆる「シンザン鉄」と言われているものと同じだと思います。シンザンは踏み込みが強いので、接触(による爪へのダメージ)防止に付けられていたようですが、主に蹄葉炎の馬などに使ったりするそうです。負担を減らす効果が見込めるのでしょう。

 上原先生は、その手腕の割に(と言うか、その手腕が故に)何処か欠陥のある馬を預けられがちで、気の毒にも思いますが、その分、他の厩舎にはないノウハウを持っている人です。どんな経緯を辿ってデビューするか、楽しみですね。

当ブログの一口馬主関連記事の一部はキャロットクラブさまより許可をいただき転載しております。記事の再引用、転載はご遠慮願います。