限りなく、アウト。

獣医師による内視鏡検査により肺からの鼻出血との診断で、明日山元トレセンに放牧に出されることになりました。

 はい、ほぼ終了です。厳しいなあ……。期待馬のエリンズフォレストは屈腱炎。姫はヘソ曲げて、デビュー戦とその次以外、一度も真面目に走らず。もう、私は角居厩舎の馬に出資しない方が良いのかもしれん。他の出資者の方のためにも。

 残念ですが、ジールのことは一旦諦めようと思います。「奇跡的に」軽度で、無事、戻ってきたら大ラッキーくらいのつもりで待ちます…。ハァ〜。

 しかし、2週連続肺出血となると、益々陣営にはしっかりした対策を取っていただきたい。「西のカズー」なんて言われたら、ねぇ。

追記:メテオグローリーやカズー馬調査などを通じて、肺出血にすっかりなじみ深くなった(嫌な話だ)我々ですが、「肺出血ってそんなヤバイの?」と思われる方も多いでしょう。私は素人なので、こんなブログを紹介しておきます。

■獣医s ビー アンビシャス >馬の病気:運動誘発性肺出血

 この病気の怖いところは「一度なった馬は、再発の可能性が高い」と言うことです。以前「ノド鳴り屈腱炎の中間のような」と言ったのはその辺で。認知度では、2者に劣りますが、危険度は五分。3者に共通するのは限りなく「不治の病」ということでしょう。

 あと、勘違いされがちなのは、「肺出血<鼻出血」という、症状の重篤度。確かに、外傷性の鼻出血もあるので、100%間違いとは言えないのですが、肺出血が酷いと、鼻から血が出るんですよ。つまり同じ肺出血なら「ゲホゲホ言ったり、やたらゴクゴク喉を鳴らす」<「鼻血出ました」となるわけで。肺出血だけなら、相当多くの馬が、レース後にはしてるわけです。その度合いと、調教で発症するというのが、問題(危険)なわけで。

 元愛馬のメテオグローリーを一発で引退に追い込んだのは、上記ブログに倣うと「レベル3ないし4」というところでしょう。トレセンで、即「肺出血」の診断が下っていますからね。先週のトールポピーでレベル2か3(トレセンで「疑いあり」と言われて、その後山元に放牧されて現在に至るので、もっと軽いかも知れない)、ジールは、一旦グリーンウッドに行って、内視鏡で判明したと言うところからも、1〜2の可能性が高い(ひょっとしたら3)という感じでしょうか。勿論、クラブが写真を開示したわけでもなく、そういった込み入った情報を提供するわけでもないので、100%私の推測です。「カズーの坂路追い数本重ねはレース並みの負荷」というのが、改めて実感されますね。ファストロックよ、お前は無事に頼む…。

 まあともあれ、ジールも、ポピーも運が良ければ帰ってこられるわけですが、そうならない可能性もあるので、あまり軽々しく扱わないで欲しいなあ、と願う次第です。間違っても「ポピー鼻血出して興奮しちゃったのね」とか茶化したらいけませんよ。

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