(プリンセスデザイア)お疲れさまでした。

 まずまずのスタートから、前半は無理せず馬の気にまかせて、後方から4頭目の位置取り。道中で脚をためることができた分、直線で末脚を伸ばしたものの、前には及ばず12着での入線となっています。
「少し返し馬で行きたがりましたけど、レースでは大丈夫でした。特に難しいところを出さずに、最後まで伸びていましたよ。今日の条件はこの馬に合っているようですね」(鮫島良騎手)
今日はためる競馬を教えるようにジョッキーに言ってありました。その分位置取りを下げる格好になりましたが、今までとは違って、最後まであきらめずに頑張ってくれましたね。他の馬がペースを上げる3〜4コーナーの馬込みの中で、我慢できたのは収穫でした。今後折り合いがつくようになれば、まだ頑張れるのではないでしょうか。着順はともかく、今日のレース内容は良かったですね」(角居調教師)
◆行くだけ行って、馬の気分でさじを投げてしまうレースが続いていましたが、今回は休養の効果もあったのか、最後まで足を伸ばすという競馬の形にはなっていました。着順こそ褒められたものではなかったものの、次に可能性を残す競馬になったということを踏まえて、調教師とは馬の状態を確認しながらレースを使っていく方向で調整していきます。(HTC)

 デビュー戦以来、初の「勝ち馬から1秒差以内」。休養と特訓の効果は僅かにありましたが、根本的に走ることに前向きじゃない点は変わらず。これ以上は、零細クラブが当代きっての人気調教師に掛ける負担としては、許容外でしょう。良くやってくれました。何の不満も悔いもありません。是非クラブから切り出して引退させてあげてください。姫もその方が幸せでしょう。…調教師は「まだ諦めない」スタンスのようですが。引き際は肝心だよ。いや、維持会費払いたくないなんて、これっぽちも思ってないけど。この馬と、ルクシオン、どっちか維持しろと言われたら、迷わずこっちを選ぶ。しかし、それならせめて転厩しましょうよ。これ以上はホント、錚々たる2歳3歳馬に失礼だわ。

 しかし、5歳の夏前になって、新しいことを試される牝馬ってのも凄いよなあ。凄い調教師だ。この人がカズーなどとは決定的に違うのはやっぱりここだね。

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