ひでえなあ。

 今この時期にこんなことを平然とやる人間が競馬マスコミ名乗ってることが恐ろしい。Southendさんのエントリでも書かれていましたが、最悪の対応で。まさに文章のプロとしてはありえない大失態。マスコミに傲岸さは必要ですが、文筆業には文の暴力を識る分別が最低条件として必要。どうやら彼らは「物書き」ではなく「マスコミ」のようですね。自体のデリケートさを理解できないと言うことは、すなわち「その自体がデリケートだと全く感じていない」証拠でしょう。むしろ「チャンス」であると。なんの? 売名行為のです。

 そう考えればマスコミが捏造・先走り・同類嫌悪の3本柱で売名行為をするのが常套手段であるように、現在の一口業界の有様を食い物にした河村某の純然たる売名行為としては、理解は出来ないけど納得は出来ます。

 というわけで何となく買っていた漫画を捨てた私でした(名前書くとリンクになっちゃうので書きません)。税制のありように関しては、当然私個人の利害に基づいて良い方向での決着を望んではいますが、一方競馬界全体の受け皿という意味で考えると、もっと売り上げが落ち、客離れが進まないと「競馬界の周りで飯を食っている羽虫」は淘汰できないわけで。もっとマイナス方面へ行ってしまっても良いかと。サッカーだってJリーグ設立時の「ブーム」に付いた質の低いファンは何の功績も残さず消え去りましたし。淘汰された先には今の明るい未来がある。結局江戸時代的火消し方法が競馬の再発展のための最良手段ではないかと思う次第。今の芸人ブームによって、昔からお笑いが好きな人が「最高の時代だ」と思ってるわけではないというのと同じこと。小泉元総理じゃないですけど、根本的に物事を良くするためには、一旦今より厳しい状況を皆が甘受する必要はあるのではないかと思います。まあ綺麗事ですけど。誰でも、物事が良い方向に向いて欲しいけど、自分だけは痛みを感じずに済めばそれが一番良いのです。そんな利己的な思考も、上記売名行為を行う人種よりよっぽど愛せるでしょ。

 今回の件が証明したのは、「一口税制の問題がどれだけ注目度の高い話題であるか」と言うことと「河村・水上の両名は純粋に競馬を食い物と考えていてファンへの配慮は微塵もない」という2点。それだけです。税制の落ち着き先については、まだ何も「決まってません」。おのおのの、一口への関わり方については「決まって」から、皆それぞれ考えましょう。

 大元の税金問題の流れから含め、momdoさんのところにとても流れを追いやすい形で纏まってますので、ご参考までに。

 上記の尻馬に乗って、反応を見るやすぐに消したより最悪な輩も晒しておきます。どっちも早くいなくなると良いねえ。

 後もう一つ。個人的意見として輩の言っているこの部分は全く理解できません。

最近よく思うのだが、
競馬というスポーツは、
「応援のしがいに欠ける(欠けやすい)一面」を持っている。
競走馬の現役生活が基本的に短いからだし、
強い馬ほど早く引退してしまう傾向を持つからでもある。
つまり、応援の対象が競技場からすぐにいなくなってしまい、
ファンには淋しさだけが突き付けられる。
なら、ディープインパクトを必死に応援するより、
浦和レッズ阪神タイガースを応援した方が、
長く深く楽しめる……と普通ならば思うだろう。
そうしたファンの気づきが、
昨今の人気低迷に拍車をかけているのではないか。

 アホか。まさにそれこそが「競馬の、競馬だけが持ち得る最高の魅力」でしょうが。活躍のサイクルが短いからこそ、他のスポーツでは絶対にあり得ないショートサイクルでの「その子供」の活躍を見られるのであって。そのサイクルの積み重ねを増やすことこそが、競馬への思い入れを強くすること。極端な言い方をすれば、長島茂雄を見てきた世代が一茂のプロデビュー時に覚えた感慨を、我々競馬ファンは3〜5年のサイクルで味わう権利があるのです。寂しさを覚えても、それをショートサイクルで埋めることが出来る、唯一のスポーツ。サッカーファンである私は福田正博の2世の誕生までは、ある種の「喪失感」を埋められないが、競馬ファンである私はディープ2世にまもなく会うことが出来る。こんな最高の道楽があろうか! そこが理解できていないこの発言。まさにこの男が、競馬のことをなーんも分かっちゃいないということの証明に他なりません。情けない。そんな奴の文章にレッズという単語が出されたことがたまらなく不愉快だし、絶対に許さない。

 しかしこういう話題に触れるにつけ、1ブロガーに過ぎない私と、ブログを通じて競馬の有様を照らしていかんと志すSouthendさんやmomdoさんとの力量差(モチベーションの差?)を感じます。やっぱ私は非アカデミックにくだを巻く方向で運営しますよw

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