■ワイルドアームズ4
不夜城まで進む。このオッサン、非常に分かりやすく、後々敵対しそうな匂いがするなあ。この辺の「分かりやすい、意外性のないストーリー」は意図してやってるんだろうか。微妙。
繰り返すが、ダンジョンと街のマップとかは、過去作に引けを取らない面白さ。逆に言うと、今のところシリーズと比較して、「劣ってない」のはそこだけ。後は全部ダメ。
この「GCグラフ」というのも意味無い。ボーナスポイント配分できるのは良いが、結局レベル上がると徐々に覚えていくので、単に早いか遅いかだけの話。それで大幅にゲームバランスが変わるで無し。味付けにしても役不足。
カットインの会話もなんだか。今までのダイカットムービーに比べると臨場感がないし、面白みもない。想像で楽しむほどキャラも立ってないし、感情移入もできていない。声なんぞ有ってもなくても良いから、そっちを凝れよ(声優が有名かどうかなんて、ゲームの面白さに関係ないんだよ。声の価値が出るのは、ゲームが面白くて、キャラに感情移入できて、その後の話だ)。
そしてこれも繰り返すが、何と言ってもマップ(フィールド)移動が簡略化されたのが最悪。ワイルドアームズの根底に流れる西部テイスト、それを体現する要素はBGMや設定以上に、「荒野を果てなく彷徨うロードムービーっぽさ」にあったのに。旅情こそ西部。目的地の見えぬ旅こそ醍醐味。レールの引かれた荒野の旅なぞ…。
つくづく、惜しいゲーム。何か意図があってわざと、自分の感じてる不満要素を入れていると信じたいし、何かそれを消化する盛り上がりが今後待ってると思いたい。ソレがなかったら「4th」をシリーズ史上最低のデキというのを憚らないし、今後、WAシリーズ、または開発者の作ったゲームが出る場合も「無条件に買うソフト群」から「吟味して気に入ったら買う」に格下げする。
あーでもゲームをやってて、悪い予想が裏切られた試しはないんだなあ〜。悲しい。
まだ序盤だし(だよな)、何段を下すには何もかも不足なので、ボチボチ続けます…。4thクリアして、スゲー好きだって人、読んで怒らないでね。あと前も書いたけど自分「2」もたいして評価してないんで、そこの所で合わない人は読まないでくれた方が良いかもです。