アーモンドアイという馬は本当にノーストレスの競馬をすると破格の強さを発揮する。自分の中の評価で、競走馬としてのダスカやウォッカ、ジェンティル、リスグラシューを越えることはもう無いけど、現代競馬における名馬であることは間違いありません。あとは、くどいようですが戦績も、馬も、これ以上ダメージ受けないうちに繁殖入りを。
しかし馬券は抑えの3連複でトントンだったものの、本線はサウンドキアラ1着固定の2着にノームコアとダノンファンタジー、3着にその2頭とアーモンド、コントラ、トロワ、プリモだったので、なんとも…。自分はああいう、メンコの裏表どっちが出るかみたいなタイプの単勝1倍台を1着固定する度胸は一生持てないなあ。単に金に汚いとも言うけど。そりゃ五分五分なら高い方が良いでしょうよー。
さておき、超久々の府中でも見せ場たっぷりの競馬をしたコンダクトレス。
17日の東京競馬では2番手につけて進み直線へ向く。いったんは馬群に飲み込まれるかに見えたがそこからがしぶとく、ジリジリと伸びてきて3着。「惜しかったですが、本音としては、よく頑張ったと誉めてあげたい気持ちでいます。直線へ入ったところでは掲示板に載れればいいなと思えるくらいでしたが、盛り返してきて最後までじりっじりっと来ていましたよね。田辺が上手く動かしてくれたと思います。ただ、田辺も“今日は上手く行きましたけど、やはり理想はコーナー4つの小回りコースですかね”と言っていましたね。今日のように少頭数でリズムよく、自分の形で走れるのであればやりようがあるのかもしれませんが、小回りコースをメインに考えていくのはこの後も変わりはないかなと思います。この後をどうするかはまだ決めていませんが、攻め切っていない中でもこれだけ頑張れるのですから、今後もこの馬の形の調整をしていきながら上手く持っていき、またいい結果を出せるように持っていければと思っています」(小島師)東京の舞台はどうだろうという不安は戦前からあったものの、鞍上が上手く対応して仕掛けると、最後までしぶとく脚を使って上位争いを演じてくれました。あと少しと言うところまで来ただけにい悔しいものの、不得手と見ていた舞台でも好走できたのは好材料で、今後に向けて楽しみを持てるレースになったのではないかと思えました。今後の目標をどこに置くかはレース後の様子を見たうえで判断していければと思います。
あの競馬でナベヒロに文句を言う人間はまあいないでしょう。陣営も不安先行の府中で、コミニュケーションを密にするコジシゲさん馬だからこそレースを壊すような早仕掛けは出来ないし、逃げ馬が6着に負けた中で上がり34秒で勝ち負け出来る最高のポイントで仕掛けている。最後、勝ちきれなかったのはやっぱり適性の部分でしょうね。昨年までだったら早々に後退してギリギリ掲示板というレース。馬も、特に精神面で大きく成長しています。杉原君もこの馬のことを非常に工夫して乗ってくれていましたが、やっぱりノイズが少ない時のナベヒロは凄い。これからもできるだけ彼を手配すること前提で使っていって欲しいですね。
今の競馬を見ると、ピークはこれから来そうな感じ。残り1年を切った現役生活でどれだけの爪痕を残せますか。今日は前進を感じる大きな爪痕でした。今後も楽しみにしています。