追跡調査東京編。

 てなわけで(昨日参照)東京TCの募集馬成績と傾向を調査。リニューアル後はまだ上が5歳世代という状況ですので、世代毎の統計はあまり意味が無さそう。賞金順ベスト10と、回収率上位をだだーっと並べます(2/15現在)。名前/募集額/獲得賞金/回収率/東西/生産。

  • 1:レッドディザイア2006牝/1200/29599/2466%/西/社台
  • 2:ロールオブザダイス2005牡/1800/15735/874%/西/社台
  • 3:レッドスパーダ2006牡/3800/14265/375%/東/下河辺
  • 4:フレンチノワール2005牝/1300/7026/540%/東/社台
  • 5:ヘヴンリークルーズ2005牝/1800/5698/316%/東/社台
  • 6:レッドボルサリーノ2006牡/6600/4357/66%/西/NF
  • 7:レッドリップス2006牝/1800/4020/223%/東/社台
  • 8:レッドヴァンクール2006牡/2600/3154/121%/東/社台
  • 9:レッドシャガーラ2006牡/3000/2780/92%/西/NF
  • 10:レッドシャドウ2006牡/3200/2307/72%/東/社台
  • 14:ソシアルグレイシー2005牡/1800/1842/102%/東/社台

 実質2世代なので、傾向も何もありませんけどね。今の日本競馬界にあって特異なくらい東寄りのクラブ。流石に「東京」ですなー。回収率100%超えも8頭中6頭が関東。更に大きいのが、社台ファーム馬の強さ。まあ、5歳世代が社台からの仕入れに偏っていた=単純に分母が大きいこともありますが。NFは4歳世代からチラホラという感じなのでまだまだですが、ベスト10に入っている現役2頭の伸び代は結構ありそうなので、来年/再来年には巻き返しがあるかもですね。

 これからは(クラブとしての個性を出す上では)下河辺産に頑張って貰わないとってところでしょうか。リニュ初年度から都合8頭募集された三城産は残念な状況。レッドクロスが壁をうち破ってくれるかどうか。ウィザードも頑張れー……。社台・NF・下河辺・三城という「4代供給源」以外から入った馬(海外含む)は、3世代計9頭居て、回収率50%オーバー不在。ここも3歳のアクセル・スティングあたりに奮起をお願いしたいところです。

 もう一点、今後注目しておくべきは「母親の所有者」でしょうか。山本さんが所有している繁殖の子、と言うのもこのクラブの目玉にはなりそうですが、上記11頭は全て、牧場所有馬(セールをくぐったボルサリーノ以外、全て生産牧場所有)。山本さんではありませんが、社長の西川さんが所有している繁殖の子レッドライオンは未勝利。やっぱり、所有繁殖のいい子は個人で持つのかなーとか思っちゃいますよね。3歳世代のスティング・ガルーダ・バリオスらがどんな結果を出すか。これも来年・再来年に統計を取って確認してみたいところです。

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