今後の方向性ついて、改めて平田調教師と確認を取り合った結果、術後もノド鳴りの症状が治まらず、これ以上の前進を見込むのは困難であるとの見解で合意。誠に残念ではありますが、本日付けにて競走馬登録を抹消いたしました。なお､再ファンド後の出資会員の皆様には詳細を書面にてお送りいたしますので、到着まで今しばらくお待ちください。これまでのご支援に対しまして心より感謝申し上げますとともに、再ファンドによる中央再登録に踏みきりながらも、結果として勝ち星を挙げることなく引退の運びとなりましたこと、深くお詫び申し上げます。ご声援、誠に有難うございました。
「本馬の体つきや雰囲気の良さに､『何とか結果を』とここまで手を講じてきましたが、手術においてノド鳴りを解消できなかったのが大きく、不向きな短距離戦では良さを活かすことができず、また安定した出走も叶わない（芝の短距離戦は出走希望頭数が多く､優先出走権がないと連戦が困難な）状況にあり、悔しいかな手詰まりを迎えてしまいました。これ以上の出走は馬に対しても負担を強いるだけになりそうですので、このタイミングでのんびりと余生を送らせてあげようと思います。結果としてうまく行かず､本当にすみませんでした」（平田調教師）
クラブへの思い入れの著しい低下、とうに万策尽きていた状況での競争生活。こんなに出資馬の引退にガッカリしないのは初めてです。
さてさて、せめても、平田先生の言うとおり余生を送れれば良いんですけどねえ。綺麗事抜きで、そんな甘いモンじゃないだろうとも。残念ですけどね。もう一度ノドを手術して、地方に売るのでなければ……。引退馬の後追いはしない主義なので、ドライなようですがさっぱり忘れたいと思います。
