こうして筆を割いていただけるのは本当に有り難いのだけれど。

■2歳新馬戦小島茂之厩舎の本音(公式ブログ))(TB

 とにかくあまり深刻に真面目に、責任を背負い過ぎないで欲しいです。勿論、出資者としてはデビューした馬は騎手や調教師を始めとした厩舎人に任せるしかないわけで、無責任な言動は困ります。ただ人間だって、どんな気を付けていても転びますし、風邪も引きます。それを「何故転ばないように石を全部どかして、整地しておかなかった」なんて言う馬鹿な親はそうそう居ないでしょう(最近はそこそこ居そうで怖いけど)。風邪を移した子供と親を責めるようなことはしないでしょう(最近は以下同文)。ある程度までの事故は許容範囲です。原因の究明と、完治までの予定時間。その経緯と内容をぼかさず出資者に伝える義務も責任も本質的にはクラブに属するモノで、調教師本人が時間を割いてこうして一頭の馬にコメントしていただけるのは希有なことです。感謝しこそすれ、ねえ。

 やがて来る歓喜のための雌伏の時間、と言うことで。陣営も出資者もノンビリ行きましょうや〜。苦労の末掴んだ勝利は倍嬉しいよ。

 しかし、例えば社台で40口の馬と、キャロで400口の馬と。馬代金が一緒として払う額は(出資代金だけじゃなく維持費もね)社台会員が10倍。無論、馬に占める割合も10倍なわけですが、400口だから発言力が1/10になるわけではない。特にネット世界では。むしろ、「数の暴力」ではないけど、人数多いからこそ働く群集心理の極端さ・危うさ、と言うモノもあるわけで。加えて中には同じ声の大きさで叫んでしまう(牧場に問い合わせたりするのと同じ非常識さで調教師にも接してしまうかもしれない)「ファンタジーな」POGプレイヤーとかもいるわけで。いや感情移入するのは全然否定しないし、むしろ共感できるけど、あくまで他人のふんどしで遊ぶバーチャルのゲームだからねえ。そこが楽しいわけで。「いやチョコ掛けてるから」なんてのは無論最低の部類に属する勘違いで。POG大好きな一口出資者としてそこは自戒も込め言っておきたい……閑話休題。関わる人数の多さは、時に防波堤の崩れやすさに直結したりもします。師にはネット社会の声の大きさ=全体意見では無い、と言うことは(言わずもがなでしょうが)承知の上で、負担にならない範囲でこの素晴らしいサービスを継続していただければと。先日くうさんも仰ってましたけど、真面目さってのは良い方向に作用するばっかりじゃないですからね。成功する人ってのは何処かしら遊び心、というか余裕があるモノです。忙しければ忙しいほど。

 転んでも3ヶ月間もろくすっぽ情報与えられなかったり「放牧です」の1行で半年放置されたり、そんなのがざらの一口界(もっと酷いのだと明らかに重傷なのに「軽傷です」と言い続け、長期間棒に振った挙げ句、休養明けには平然と重病だったと匂わせたり、挙げ句復帰もままならず引退させてしまったり…泣)。師のお陰でピースエンブレムに関してはそういったストレスとは無縁そうです。ただとにかく、その我々の「贅沢」は師のサービス精神、言い方を変えれば負担によって提供されていると言うことは忘れちゃいけませんな。応援が重荷にならないように気を付けつつ、応援してます〜。

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