ダービーアラカルト

 を、見ての雑感。

四位洋文ダービー初制覇

 11回目の挑戦で。近2年の3着よりも、イシノサンデーの年が印象深い。あの年の、「競馬塾」での対談内容を見て、藤田と四位が嫌いになった。2人足しても田原の足元にも及んでおらんが、今日の騎乗はネットで素人に噛みつく予想屋という不思議な立ち位置を確立した師匠も喜んでおるだろう。これを機に、手抜き(オーバーアクション)しない騎手になってくれればね、応援したい気持ちもある。

■角居調教師はダービー初出走初勝利

 初出走と言うことに驚き。そういえば、牡馬のクラシック級って今までデルタだけか。あれも、格上挑戦だったしね。ダートの大物は出す、牝馬も出す、そして牡馬の大物(早期)を出して隙が無くなってしまった感じ。マツクニ+森って感じになってきた。あな恐ろしや。でも今後、四位が主戦になると、個人的には少し腰が引ける。岩田・川田体勢で行って欲しい。今年の騎乗は四位19、岩田17、川田8、池添8、鮫島6、武豊5。池添君あたりはイメージ無かった(未勝利だが)。

■史上初の父娘制覇

 そりゃそうだろうと思いつつ、父仔制覇もテイオー以来と聞いてちょっと意外。でも、そもそも、テイオー以降父内国産馬(+国内出走馬の子)が一頭も勝っていないのでした。ダービー出走馬の子で3着以内入った(テイオー以降)のも、メジロブライトナリタトップロードインティライミザッツザプレンティの4頭だけ。大変なことですな。


 サンデーが死に、サンデー後の世界へ向け、群雄割拠になる中、多彩なSS2世種牡馬に挑むのが、トニービン産駒のジャングルポケットと、ブライアンズタイム産駒のタニノギムレットというのが面白い。後継種牡馬がこうして出そろうなんて奇跡的な話で、それだけこの御三家はずば抜けた馬だったんだなあと、今更ながら思います(や、BTは存命ですが)。外馬の2頭(フライングアップルと、持ち込みのプラテアード)除くと、16頭中12頭が御三家血統馬だしな。先週のオークスは17頭中12頭。

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