ラスト・フライト

 ああ、終わってしまった。本当に。盲目的に応援するファン、アンチを気取る人間、マスコミの騒ぎ・JRAの浮かれ具合に辟易とする者。様々な人間の感情がこの馬の周りでは渦巻いていたが、最後まで超一流馬としての矜持を見せ続けてくれた。

 何はともあれ、今はこれだけの馬が我々が競馬に熱狂している時代に、オンタイムでパフォーマンスを見せてくれたことを感謝したい。私が生きているうちに二度とこのレベルの馬には逢えない気もするし、また逢えるのでは、と楽しみに競馬を続ける思いもある。こんな気分は、マイケル・ジョーダンの引退以来では無かろうか。MJ以後、NBAはすっかりつまらなくなってしまった。競馬はNBAとは違うが。これからが競馬ファンにも、JRAにも試練の時代になる。まあ、我々濃い競馬親父には関係ないけどw

 一つ感謝したいのは、これだけの馬が故障無しにキャリアを終えてくれたことだ。ずっと考えていたことがある。ディープがレース中に故障したら、この空虚なブームは一気にアンチ競馬に変わり、最悪の事態になるのではないかと。ディープの健康と、それを維持した陣営・騎手に感謝。ディープの競馬はホンモノのエンタテイメントだった。スポーツの究極の形はここにあり。アンチの人も、その点は認めて欲しいと思う。そこを否定していたら、何も見えなくなっちゃうよ。

追記:買うつもりのない有馬だったが、ホープフルで弟に出した金が返ってきたので、買ってみた。結果はメジャー抜けでアウト。3着ドリームなら大勝ちだったんだけどなあw しかしダイワメジャーも急速に良い馬になったなあ。来年はダイワスカーレットが旋風巻き起こしそうなので、こっちの兄弟が主役でしょうか。ニュービギニングもそこそこ期待w

追記2:千夏卒業。終盤病欠で微妙だったね。世間で叩かれてるほど俺は嫌いじゃなかった。悪いのはアンタッチャブルだよw

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