指名馬コメント/きりた1〜5位

今年のPOG大戦略は、「2歳戦を制する」「デビュー時期の見えない馬は除外する」です。サンデー無き今、秋後半〜3歳にデビューするいわゆる「大駒」は成長力が追いつかず、ダービーまでにはまともに機能しない可能性が非常に高い(厩舎心理としてサンデーなら暮れでも年明けでもダービー間に合うが、サンデー「系」では春は間に合わないから早く使うか、POG期間を諦めるかハッキリ分かれるはず)。

今年は2歳秋までにデビューした馬がそのままダービーまでを引っ張ると思うのです。加えて、昨年より各(有力)厩舎有力馬を早い段階で入厩・登録しています。今週から始まる京都・福島・函館のレベルはかなり高い。そうなると普段は早いだけで下位指名候補になるのですが、早くてなおかつ期待馬を上位〜中位で取る戦略に。サンデー系に人気が集中することは明白でしたから、その辺の評判馬を避ければ強豪もしないという読みもありました。なので、雑誌や各POGで人気の馬は大きく評価を下げ、盲点になりそうな馬をずらりと並べてみました。

結果はほぼ満足です。……ごく数頭を除いて。

■きりた1位:アルーリングライン
馬的は4位〜8位くらいで指名する馬だと思いつつ。前もちらりと書いたが、今年は意地でもサンデー系以外を1位指名してやる、と。そうなると、他に指名予定のサンデー系が秋以降期待の馬が多いので、夏競馬から動ける馬が欲しい。早期デビュー決定組で一番堅調そうなこの馬。既にゲートも調教も万全。オーナー倒産により、吉田和子氏に引き取られたのも先々は安心材料(ビッグのままだと厩舎解散後の扱いが心許ないが、このオーナーなら野村厩舎に戻ってエースの扱いだろう)。姉くらいやれたらマル父ボーナスで大満足だが。あとは武がいつまで乗ってくれるか。2歳Sはエイシンキャメロン以来無縁なので、この辺で重賞勝って欲しいな〜。あわよくば朝日杯を〜。

■きりた2位:フサイチジャスパー
今年のサンデー系で大物を一頭、と考えた時最後まで残ったのはこの馬とミルグレイン。どちらも同じ厩舎だが、調査すると人気は圧倒的にミルグレイン。じゃあこっちを取ろう、と。どうも師のボルテージはこちらの方が高いし。母とサンデー系の相性が抜群で、バイラリーナ、コンラッドとどちらも3歳OP。秋にはデビューして欲しい。故障もそんな大きなモノじゃ無さそうだし。指名馬では唯一のダービー候補w

■きりた3位:ニュービギニング
まあ、この血統はもう一生抱えていきますw ブラックタイドオンファイアが馬体が雄大すぎて足元持たなかったことを考えると、爆弾秘めるこの母の子でサイズ大きくないのは魅力。ディープだってデビュー前は「ブラックタイドと比べるのは可哀想」「上と比べると馬体が全然しょぼい」と言われていた。なら今の時期オンファイアほど評判じゃないのは良いんじゃない? まあ、そんな高い期待はしていないので、無事走ってクラシック出てくれたら。

■きりた4位:サクラヴィーナス
保護血統にしようか最後まで迷ったが、まあうちのPOGのメンツなら取られないかな、とw 兄の素質は間違いなくて、使い方次第で重賞までいったはず。馬の負担抑える池江流は合いそうだし、フジキセキ牝馬の仕上がり早さも上の欠点補えそうな要素。昨年ならドラ1ですね。桜花賞へ。ただ正直フジキセキ牝馬活躍馬は共通項が少なくこの馬も不安。

■きりた5位:オースミオーカン
オースミハルカ以上との声も聞こえる全弟。2歳デビューできるかどうかで大きくその後が変わるこの母の子で、夏デビュー予定なのは心強い。オースミエルストのイメージで使ったキクノトップレディが失敗しているのが不安だけど、オースミのオーナーが持った馬は全部重賞級というところで、当たりと信じたい。

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