60%。

■浦和パスと運動量で4連続完封勝利/J1

 開幕戦の試合振りに比べると、劇的に改善してきたのは確か。前節の名古屋戦を境に、フィンケサッカーの機能度が一気に上がってきた。マイボールの際の取りどころの無さ、前のプレッシャーから、高い位置でインターセプトする攻撃的守備。どちらも、過去の浦和にはなかったモノ。

 2・3年前のレッズもプレッシャーディフェンスは凄かったけど、アレはあくまで、個人能力にモノを言わせた追い込み。昨日のレッズは「パスコースを限定」するためのプレスで、相手が、パスを繋ぐたびに苦しくなってくるプレス。かつてのプレスほどスタミナの浪費はなく、取りどころに限定した選手以外は「取った後」に備えることも出来るので、攻撃への切り替えが早い。

 それでも、まだまだ完成には程遠い。結果的に1ゴールだったのは、後半の選手交代後のリズムの悪さもあるが、ボールを奪った後の攻撃にロジックが欠けている面も大きい。絡む人数こそ、去年よりずっと増えているが、結局はポンテのきらめきに依存した攻撃であり、山田直、原口の「予測付かなさ」に依存したチャンスメーク。ゴールで結果が伴っているのは、エジの改善に依るところも大きい。

 まあ、伸び代への楽しみは大きいし、何より阿部ちゃんと啓太が活き活きサッカーしてるのが、見ていて嬉しい。なんか知らんけど山田ノブまで活き活きしてるしw エジと細貝の取り消されたゴールは、確率的には1点は計算できる動きだった。決して楽な相手に残した「1−0」という結果ではない。継続していけば、もっと面白いサッカーを見せてくれそう。

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