2転3転して。

 フィフスペトル弥生賞を回避、一時はNZTからマイルCという話になりましたが、クラブの交渉により、スプリングSから皐月賞を目指すことになったようですね。

 良かったと思いますよ。マイル路線で確実に走れることは確かでしょうが、現状で、クラシックを断念する筋の通った理由がないのも事実。これだけの馬、挑戦せずに終了は勿体ないです。タイプ的には明らかに、ダービーより皐月賞に向くでしょうし。皐月賞を受けて、マイル路線なら有りでしょう。

 まあ、問題は鞍上ですよね…。クラブ発表でスプリングS鞍上になった人は、皐月賞ではもう100%降りることの無いであろう馬がおり、NHKマイルCにも、これまた降りることは考えづらい先約があります。ダービーは、そのどちらかに乗るわけで、フィフスに対してはここだけの「テン乗り」なんですよね。他の有力JKのお手馬を考えても、ベストは三浦君だったわけで。河野調教師の剣幕を見ていると、もう加藤征師がどうこうしたくらいじゃあ、このコンビ復活はないでしょう。下手したらフリーになるまで絶縁と言うことも。

 近年の加藤征厩舎の騎乗数は1位藤田(トップクリフォード/すみれS)・2位田中勝(ミッキーペトラ弥生賞2)・3位三浦・4位安藤勝・5位後藤(リクエストソング/きさらぎ2)。アンカツさんには牡馬のお手馬が居ませんが。ここに「外人騎手」というくくりを入れると、数字的には5位。そっちの方が現実的か? 地方騎手も含め、良い鞍上を見つけて欲しいです。

 スプリングSは楽しみなレースになりましたが、問題そのものは先送りされた感があります。クラシックへ向かうことは喜ばしいですが、色々複雑ですね…。

追記:Southendさん時系列の纏めエントリをしてくださったので、紹介しておきます。武豊がデビューした頃とは、「騎手を取り巻く政治的事情のドロドロ度」はダンチですからなあ。ファンは三浦君の味方だろうが、事はもっと巧妙に運ばれそうな気もするし。今年は海外遠征の予定もあったことだし、早めに「現場を離れる」のも良いのかもな〜。

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