続・馬インフルエンザ

■今週末の競馬開催、予定通り実施〜説明会詳報

 ラジオNIKKEIのサイトに詳報載っていたので改めて。

 昨日のエントリ後、調べてて知ってたことではあるのですが、以前に日本で馬インフルエンザが元で競馬が中止になったのは71年。記事にある通り、当時と比べ予防接種などの対策・予防策が徹底されていたから現状この程度で済んでいるのでしょう。それは素直に良かったのですが、

 ヨーロッパでは近年でも感染が散発的に確認されているが比較的大きな規模での感染が確認された2003年英国ニューマーケットでも出走馬の制限をすることで開催を乗り切ったという。

 ただ、今回の「JRAの管理施設だけの移動に限定」しての開催という措置のために今週予定されていた地方所属馬のJRAの競走への出走が不可能になったばかりでなく、交流競走出走のために地方競馬場に入厩した馬がJRAの施設に戻ることも不可能になった。
 また、一旦育成場などへ短期放牧に出て近日中に帰厩し来週以降の競馬に出走する予定だった馬たちのトレセンへの帰厩のめども現状では立たなくなっている。

 これを読んで不安なのは「現在短期放牧に出ている私の一口馬は大丈夫なの? 特に3歳未勝利は1週間のロスが命取りなんですけど」ということと「メイショウサムソンどうなっちゃうの?」ということ。

 まあ、前者はぶっちゃけ、JRAが未勝利のケツを延長してくれるとか、まだ何とかなる気はするのですが、後者は本当に心配。日本の監察省庁との折衝もあるでしょうし、受け入れる欧州(フランス側)の対応もあるでしょう。

 つい先日、安田記念に香港馬が出走できないかも、という騒ぎがありましたし、以前も、香港競馬に日本馬が遠征しないなんて騒ぎもありましたし、スプリンターズSを勝ったあとのサイレントウィットネスがインフルエンザで香港スプリント回避、なんて話もあったと記憶しています。そもそも、日本は競走馬の輸出入検疫に関して大変融通がきかず、それがJCをして一流国際レースでありえない原因の一つにもなっていますし、昨年のポップやデルタのような騒ぎもあるわけで。ウオッカがああいう形で遠征を断念した後だけに、サムソンは満を持して挑戦して欲しいと心から願いますし、その為に関係各部署・省庁は全力で殺生に当たって欲しいものです。

 ただ、私は医学薬学の門外漢なので何とも言えないのですが、人間のインフルエンザで考えると、これって新種のインフルエンザウイルスってコトになりますよね? そうなると、日本で影響が0になったと証明されるまでは渡航はおろか、輸入も無理ですよね? ってことはJCとか間に合わなかった場合は大変?

 色々そういったことに詳しい方の話を聞いてみたいところ。暫くの間、ネットを彷徨って情報収集してみたいと思います。

 あと、今回一部のクラブ馬が観戦していたことがクラブ情報などで判明しているわけですが、検査をした馬と陽性だった馬のリストは公表すべきではないんでしょうかね? 出さない理由ってあるのかなあ?

▼参考

 サークル内から声(1)。当然ですが立場的には競馬開催してくれてほっとしたというご意見。そりゃ、そうですわな。継続エントリ期待します。

 サークル内から(2)。こちらは掲示板に随時書き足されていっているのでよりリアルタイムに近い情報・心情。てか、競馬マスコミの質云々なんて話個人的にはどーーーでも良くて、単にこういう時に読みたい(聞きたい)ことを書ける(言える)人が「プロのマスコミ」、あとは「売名フェチ」と線引きしたり。それは個人ブログも一緒。それはともかく、感染馬を発表しない理由についての答えに一応の納得。こちらも引き続きのコメント期待。
・「インフルエンザ発生」白線の内がわ
 サークル内から(3)。そういう意味ではこの人もちゃんと「競馬マスコミ」してますね。(「追伸」「今週の開催」)「一応出馬は出したが、まだ開催と決定した訳ではないということを繰り返しておきたい。(19時現在)」確かに。危険を冒して(開催によって感染拡大する/したというのはJRAとしては最悪のシナリオなわけで)開催を強行するのは得策と言えず。「またウイルスは新型ではなかったとのこと」つまりワクチンの読みが外れたってコトなんですかね? この辺まだよく分かってない。


 サークル内外の注目すべき反応に関して、随時纏めていきます。個人・法人・プロアマ問わず、「ここのエントリが独自視点・踏み込んだ内容あるよ」という所ありましたら是非教えてください。色々分からないことだらけなので、色々知りたいのです。

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