これまでとは違うオフィサー

 非出資馬ですが。オフィサーはベスト条件のレース欅ステークス(東京ダート1400)に出走して3着でした。額面上はまた届かずの3着なんですが、このレースは勝ったトウショウギア、2着のトロピカルライトに展開が向きすぎた(トウショウギアはその上強かったが)。その一方で、オフィサーの競馬振りも近走とは全然違うモノだったように思える。

 そう感じた理由は、直線へ向いての反応の早さ。今までは同じ位置にいる馬が先に仕掛けてから、1テンポ(ないし2テンポ)遅れて反応し、そのタイミングでしか反応できないが故に差しきれずに終わっていたし、結果として追い込み一辺倒になっていたし、前に行った時は全体的にぎくしゃくした競馬に終始して、見るモノに「追い込んでいれば…」という印象を残した。

 だが、昨日のレースは、前の2頭を除くとどの馬より反応が早かった。それでもエンジンの掛かりという意味では、1テンポ遅かったが、攻撃的な競馬が出来るようになってきたのは良い兆候。昨日の限っては、追い込んでいたらもっと惨敗していたろうし、これまでは「前に行ってもこの馬が器用になることはないんじゃないかな」と思いながら見ていたが、昨日を見る限り、漸くここ数走の模索が実ってきたし、もう一段階良くなる可能性はありそう。次のプロキオンは本気で楽しみにして良いのでは無かろうか。

 しかしダートOPの層はとんでもなく厚い。というか、オープン大将の数が多い。芝は、重賞を除けば「空き巣」レースがゴロゴロしているが、ダートは空き巣が存在しない。この上に交流重賞を主戦場にしてる馬が一杯居るから大変だよな…。オフィサークラスの馬でも、モノになるまでこれだけ時間が掛かる。メテオグローリーも、昨冬〜今春に順調にOP入りしてても、暫くは苦労しただろうな〜。そして森さんと違ってカズーはそんな根気強くないので、OPで2回も負けたらまた放置だろう。現状には酷く不満だが、順調だったとしても差して状況は変わらなかったかな…と最近は思うようにして、ストレスを溜めないよう留意しておりますw

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