どんどんやれ、と言いたいが。

 JRAが、メリットシステムの見直しを発表しました。内容は以下。

1.1調教師あたりの馬房の加増を上限28馬房、下限12馬房とする(従来は上限24馬房、下限16馬房)。
2.評価項目5項目(1馬房あたりの勝利数、1馬房あたりの獲得賞金、勝率、出走実頭数、出走延頭数)のうち、出走実頭数および出走延べ頭数の2項目については、算出した偏差値を2分の1とする。
3.美浦栗東の査定対象者の各々下位1割に相当する順位までの調教師から2馬房ずつ削減する。
4.メリット査定において馬房削減となった調教師について、その翌年以降のメリット査定において査定順位の中央以上となった場合は馬房を加増する。

 全部、来年からスタートというわけではないようですが、まあ、ファンとしては「駄目調教師の馬房はどんどん取り上げてしまえ」と言うところでしょう。勿論私もそういう考え。リーディング右ページの方々で、開業5年以内ではない人は、基本的に休業しても良いと思ってますし。メリット制の究極到達点は「一定馬房を切った調教師の資格停止」ないし「進上金の削減」だと思うのですよねえ(もちろんそれは騎手にもやっていただきたい)。

 でも、一口をやってる方皆さんお感じだと思いますが、一流厩舎に馬の数が増えるって事は、一口的にはメリットと言いづらい部分なんですよねえ。純粋に、その厩舎に入る馬の希少価値が下がると言うこともありますし、厩舎における愛馬のプライオリティの低下というのはより深刻です。勿論三流厩舎は論外ですが、一口的には一流厩舎の二軍より、二流厩舎の一軍。この感覚は、一口をやってない頃は思いつきもしませんでした。実際のところは、一流厩舎でも、腕が一流の助手・厩務員はせいぜい半分なんですよね〜。それ以外の馬は厩舎人を育てる道具になる覚悟が必要なわけで。実際私が入会しているクラブでは、一軍への道は高く険しい。だってメテオグローリーなんて、他の厩舎にいたらエース、ないし2番手くらいには来る馬ですよ。でもカズー様には「その他大勢」。なかなか困難です。

 なので、私としては以前ほどメリット制に対して強い希望を抱いてはいません。正確には、メリット制が進めば進むほど、一部の一流厩舎は敬遠しなければいけないなーということで。特に、所有馬を同厩舎に複数送り込むことは少し危険だと考えております。そんなことなく、比較的均等に(二軍三軍の馬主にその感覚を抱かせないような配慮、使い方が出来る)扱ってくれるのは、森・角居・国枝。現状の経験ではこの辺です。あとは1頭に絞りたいと思います。まあ、現にカズーに2頭送り込んでるので、しばらく無理なんですけどw どうせ上記新メリット制も完全実施は09年かららしいから、いいか。

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