英断だね。

トレッドミル調整か周回コースで軽めのキャンター調整を行っています。「様子を見ながら少しずつ動かしていますが、今週は周回コースに入りました。火曜日は1200mのダートコースをひと周りしていますし、このあとはふた周りするなど、少しずつステップアップしていけたらと思っています。ただし、不安が出て回復するまでに時間を要してしまい、それを取り戻すためには時間がさらに必要となりそうなのは否めません。おそらくトモの筋肉の深い部分を傷めてしまったものですが、今は戻りつつあります。ただ、今後ぶり返さないとも言い切れませんし、慎重に進めていく必要があります。手塚先生とも相談しましたが、無理やり春の競馬に合わすのではなく、今の時点では夏くらいの復帰を目標にして、回復に専念していくことになりました。3歳春ということから大きなレースもありましたし、それを考えることができなくなったことは本当に申し訳なく、そして本当に悔しく思っています。馬体重は504キロです」(天栄担当者)

 元々、昨秋の成績を受けて一つ不安だったのが「クラブのマイル路線代表馬にされないかな」ということだったんですよね。

 勿論、世代限定戦のマイルは魅力だし、今の時期なら(京王杯の走りを見ても)通用しないことは無さそう、かつ短距離路線はこれという馬が桜花賞路線組以外いない状況で、出るなら出るで楽しみはあったのですが、この馬は本質1400以下なのは明らかだし、早熟傾向がないのはなおのこと明らかだし、春には1400以下のレースがろくに目標ない。であれば、夏のスプリント路線へ向けて、良い形で通過するための半年で、それがマイル路線で消耗するよりも、結果的に長い休養になったことでメンタルへの悪影響がなかったと考えれば、+にも取れるかな、と。


 少なくとも、この状態で無理に春G1路線へ間に合わせるようなことをしないでくれて有り難いです。傲慢を承知で言えば、ただ貰いに等しかったファルコンSの賞金は大変惜しいですが、そこで本賞金加算しても、今のまま古馬G1に参戦するのは流石にお話にならない。夏からスプリンターズS〜暮れまでを助走期間と考えて、来春の高松宮に自然と出走できるような流れになれば、嬉しいですね。


 まあともかく、じっくり休んで立て直してください。

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