デビューを控え札幌芝コースで日曜に本馬場追い切りを行うグースベリー。1800mで1分50秒ちょいと実戦並みの時計で回ってくる予定。馬任せで負担を掛けないことに定評のある丸山助手ですから、他馬の邪魔にもならず良い調教になるのではないかと思います。来るデビューへ向けて、反動の出ない走りを期待します。
ちなみにこの助手どうにも健忘症気味で、調教で見苦しい失敗も多いのですが、降馬後にはすっかり忘れて人ごとのように馬を評するという特殊な気質持ちで、その結果次の調教でも同じミスをして馬主サイドのストレスを爆発させるハメに。がしかし、ごく稀にその何も考えない乗り方で馬を走らせすぎることもあり、併せ馬の先頭でゴールすることもあります(+多分慰謝料だと思うのですが翌月末くらいに幾ばくかのお金が口座に振り込まれている不思議)。そうすると勘違いして「実は俺は騎手だったんだ、次のデビュー戦も乗せて欲しい」などと妄言を吐き、優しい調教師がじゃあもう一度こいつで追い切ってから実戦向かうか、と、一向に競馬を使わず調教ばかり繰り返す有様になりかねませんので、併せ馬にまったくついていけないような不格好な追い切りにならなければ、4〜5番手でフィニッシュするのが理想ですし、先頭でゴールしてしまうくらいならフタ桁着順でもオッケーです。だから、くれぐれも余計なことはするなよ、あーん?
19日は函館芝コースで追い切りました(50秒3−37秒2−13秒4)。「先週の追い切りの感触が良かったのでそれを継続できるようにと思いながら今週の追い切りに臨んでいます。今朝は函館に追い切りを見に来ました。レースは札幌競馬場ですが、ここ函館でもレースまでの流れを教える意味で、厩舎地区からパドックを歩かせ、そこでジョッキーに乗り替わって馬場入り。本馬場で軽い輪乗りをするようにしてから返し馬のようにキャンターで走らせてから半マイル重点の追い切りという形を取りました。未勝利馬とのペアで追い切りを行ったのですが、先週と同様に終いの伸びはまずまずでしたね。返し馬くらいの軽いキャンターだと口向きの幼さもあってまとまりにくいのですが、速いところへ行くとまずまずですし、動きも悪くはありませんでした。前回は動き切れなくて一度仕切り直したわけですが、そこからの短い期間の中でもいい方向に変わりつつあるようですよ。特に精神面。あの時は余裕があまりないような状況でしたけれど、今は落ち着きもありますからね。あくまでも今の様子だけで言えば初入厩時の苦い経験が活きてくれているような気がしています。あとは実戦へ行ってみてどうかですよね。今の落ち着き具合なら直前の移動で大丈夫だろうと思え函館で調整していますが、いちおう体調等に問題がなければ金曜日に札幌入りして前日にスクーリングをして場所に慣らして本番当日に臨めるように準備するつもりでいます」(大竹師)23日の札幌競馬(2歳新馬・芝1800m)に丸山騎手で出走を予定しています。