まあ、想定内。

23日の中山競馬ではゆっくりとしたスタートになり後方2番手から進める。向こう正面から鞍上の手が動き出し、最後も伸びが見られず13着。「スタートはあまり出ないだろうと思っていたので、雅と相談して昨日彼を背にして練習しておいたんです。正直、その時よりも速かったくらいなのですが、それでも他と比べると速くはないし、自分からピッと動けないところがありますね。デビュー戦のときよりは前についていけているかな、途中でスッとあげていけそうだったのでヨシそのままと思っていたのですが、砂をかぶらないところへ誘導しようとすると前の馬とのタイミングが悪い意味で合ってしまって、外に出そうと思ったらその馬も外に来て、内に行こうとしたら内に入ってきてという感じになってしまい、その動きに影響を受け、ハミを取らずじまいになってしまったとのことでした。雅自身も追い切りの感じではもうちょっと動けると思っていたようで、我々も脚元のことを考慮した部分はあるけれど動ける格好にはしていたつもりだったのでショックを受けていますが、一回使わないといけないタイプということなのでしょうね。レース直後は少しだけフーフー言っていましたけれど、時間が少し経つとすぐにケロッとした様子を見せていましたから走り切ったというわけではないのでしょう。あと、稽古と違って実戦では最後の直線で手前を替えきれていませんでしたから勝手も違ったのでしょうし、体も動ききれていなかったのでしょうから、久々の実戦を経験したことで変わってきてくれればと思います。レース直後の歩様に乱れはありませんが、しっかりと状態を確認して今後のことについて検討していきます」(小島師)前脚の不安にプラスしてトモの不安も発症し、約10ヵ月ぶりの長期休養明けの一戦となりました。稽古では所々で良さを見せつつも、全体的にはまだピリッとしきれず良化途上のなかでの出走となりましたから、次につながる競馬を見せてもらえればと思っていました。しかし、スタートから思うように出ていけず、1コーナー以降の進みっぷりもひと息で早めから鞍上の手が動くことになりました。他馬の動きに左右されたところもあったようですが、もとよりそこまで前向きなタイプではないものの、もう少し動ける状況になってこないといけないのは否めないのでしょう。残念ではありますが、使いながら変わっていってくれればと思いますし、初戦から2戦目で大変身を見せてくれた馬でもありますから、この後も同じように変わってきて来てくれることに期待をしたいと思います。レース後の状態をしっかりと確認してから今後について検討していきます。

 

道中もうちょっと動いてくれよ、と思いながら見てましたが、そんな状況でしたか。ではやむなし。それ以外は概ね、想定内と言って良いレースです。個々を使った上積みは大きいでしょうし、パドックでは贔屓目抜きでよく見えました。成長もしているんでしょうね。次に期待です。

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