2018-19シーズン全日程終了

有馬記念。恐らく初めてアーモンドアイが出走したレースで馬券取りました。というか、結局抑え馬券も止めて完全に馬券から切ったのですが。遠征回避で不安だけどなんとか間に合わせた、という論調では無く、万全を強調されていたのは非常に胡散臭かったですし、+体重のパドックで「あっ……」って感じでしたよね。あの寒空、立錐の余地ない現地に行った人はどんな思いだったんだろう。

勝っても負けても話題の中心であることは確かですが、それだけの馬なので、こうした間に合わせの(人間サイドの思惑ありきの)強行出走で傷を付けるのは避けて欲しいですね。来年も現役続行するなら、馬の価値を貶めるような使い方は止めてもらいたい。キンカメ×サンデーで繁殖としては現役以上を期待するのが難しそうな馬ではありますが、それでも経済動物では無く、スーパースターとしての花道を用意してあげて欲しいものです。

そして偉大なリスグラシュー。これから強さのピークが来るのでは、と思わせるパフォーマンスで、惜しくはありますが、そのエネルギーを余して繁殖入りすることで子供にも確実に才能が継承されていくでしょう。母優先無いと手も出ない存在になるでしょうが、妹達も面白そうなので、キャロの今後のかまど血統になっていけるか楽しみですね。

前置き長くなりましたが、有馬記念が終わって2018-19シーズンのPOGもフィニッシュです。結果はこちら。

https://kiritano.web.fc2.com/pog2019_list.html

 

1位はマッチさん。アドマイヤマーズで2歳戦を席巻し、NHKマイルも勝利。そしてダービー馬ロジャーバローズの存在が大きく光ります。G1・3勝を含む19勝で文句なしのテン良し中良し終い良し。お見事でした。おめでとうございます!

2位はルドルフ2世さん。有馬まで活躍したサートゥルナーリアを筆頭に、7頭が2勝以上を挙げ合計22勝。層の厚さは全メンバーナンバーワンで、マッチさんとの差はポイント2倍馬の活躍の差でした。それでも誇るべき成績ですね。

3位はとっとこさん。今後は日本史上最強ダート馬のポジションを争うレベルにあるクリソベリルが見事に有馬枠でのチャンピオンC制覇。クラシック戦線を賑わせたクラージュゲリエも含め、18勝。保護血統のない初年度としては破格のスコアに到達しました。

4位はドゥトラさん。2歳女王のダノンファンタジーは、期待ほど3歳戦で突き抜ける成績とはなりませんでしたが通年でコンスタントに活躍。カテドラルなど脇を固めるメンバーも頑張ってこちらも18勝。今年は過去最高レベルの競争で、例年なら優勝争いするポイントです。

5位は私きりた。マイル以下では歴代最強牝馬かも知れないグランアレグリアですが、阪神JFではなく朝日杯を使ったり、マイルCで自滅気味に負けたりと明らかな不完全燃焼。それでも桜花賞を勝ってくれて良かった。2勝以上馬の質は恐らく一番高く、もう少し歯車が合えば優勝争えたはず。

6位はハーパーさん。大器ソルドラードの故障から、復帰しての躓きは残念でしたが、オークス馬ラヴズオンリーユー、牝馬クラシックの中核を担ったコントラチェックなど牝馬路線は大充実。こちらも勝ち星は18勝で、それでも6位というのが今年の恐ろしさです。

7位はボーノさん。G1戦線で活躍した馬を複数輩出しながらも、頂点には一歩届かず。勝利数も15に対し2着22と惜しい競馬が続いた印象です。牝馬の大物が1頭いれば上位を争っていたかも知れません。

8位はササメユキさん。とは言ってもシェーングランツやカレンブーケドールなどを擁して15勝を挙げポイントも9000オーバー。6位までがG1オーナーという今年の異常なハイレベルにやられた結果ですが、牡牝バランス良い活躍馬は、もう一つ噛み合えば優勝も期待できるものでした。

 

今年は本当に異常なハイレベルで、POG期間内に限れば全日本2歳優駿を除く全G1を誰かしらの指名馬が制覇するという事態。こんなPOG、他で見たことありません。参加していただき、ハイレベルの競争を繰り広げていただいた皆様に感謝です。今年で引退される方も数名いらっしゃいますが、「私はPOG上手いんだよ」ってのは、全員が、どこ行っても自慢できるんじゃ無いかと思いますね。勿論、ルールの差異はありますけど。

 

2019-20世代2歳戦の振り返りはホープフル後に行います。

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