1歳出資馬決定

 結果、出ました。

  • 最優先(×2):アヴェンチュラ/○
  • 一般:ビキニブロンド×/クーデンビーチ○/アドマイヤレッド○

 今年は個人的にキャロ入会以来最大の、勝負の年でした。というのは、2つ理由があって。1つは×2の権利を持っていること。最優先×なしでは行けない馬に挑戦するべきだなと。もう一つはキャロ最愛の出資馬と言ってもいいピースエンブレムが他厩舎から募集されたこと。これは皆さんが想像している以上に私としてはショックというか、不愉快で、正直「もう終わりだな、この趣味」と半分くらいなりました。

 これはね、私にとっては本当に許しがたい裏切りです。満口抽選になっている以上、大多数の人にとっては満足いく「改善」なのでしょうが、私には、もう二度と消せない傷を残してくれました。今後どれだけ出資馬が活躍しても、もうリセットされることはない傷を。ずっと続けるんだろうな、この趣味、というラインから、どのタイミングで撤退するかに舵を切った年になりました。キャロ以外のクラブで続ければ、って言っても、このクラブよりいいクラブなんて、現状存在しないですし、今後5年10年で状況変わることもないでしょうしね。

 まあ、そういう状況なら状況で、×2の権利を使っておこうってのと、次にピースの子が出てくるタイミングか、ハープの牡馬がまともな厩舎で募集かかるかどうかまでは見極めたい、その間に気分がまたプラスになるかもしれないしな、という気持ちもあり。今までの予算とかルールとかは一度一切無視して、これから数年は本当に欲しい馬を狙っていこうかなと。それで、最終的には3択。一つはアヴェンチュラ。もう一つは新鮮な母の子で断トツ欲しかったアナアメリカーナ。そしてもう一つが兄弟で断トツ好みなラドラーダ。始まりと終わりはカズーで、ってのも綺麗かな、とか。

 でも最終的な決め手はやっぱり角居さん。私の一口キャリアで、角居さんで当たりを引けてないってのは最大の「悔い」で、これは仮に数年後に一口撤退しても、競馬好きでいる以上、絶対ついて回る後悔になる。もう一度勝負に足る馬で角居さんに挑戦したい、それがおそらく×有りなら確実に取れて、しかも非常に好みのタイプ。この血統は割と好き嫌いはっきり出るんですけど、アヴェンチュラアドヴェントス、そしてこの馬。この3頭は本当に好き。そしてこの馬が一番頑強そう。大きすぎる感じはしますが生まれや即尺を考えてもそこまでここから膨らまないだろうと思いましたし、あえて言うとこの血統に高い能力の代償として付きまとう「欠陥」を補うにはハービンジャーは限りなくベストかなと。

 もちろん値段もあります。ハービンジャーは初年度から割高感あって、そろそろ新種牡馬に埋もれて割安になるタイミング。この馬じゃなくても、今年あたり狙いたいなと思っていたところにこの馬。こういうのも×持ち同様、巡りあわせでしょう。非常に楽しみでなりません。

 最優先が明らかに長距離砲狙いなので、一般は堅実そうな馬を。取れなかったビキニブロンドは小柄ながら成長力ありそうなタイプ、かつナベヒロ仮押さえ済、みたいな馬でとても残念ですが、残り2頭は非ノーザンながら非常に優秀に思える馬。非ノーザンという段階でハンデなのは確かですが、クラシック云々言わなければそれぞれ楽しめそうな素材ですし、初出資厩舎ってのも加味して、いろんな意味で天邪鬼で非王道的な、自分らしい出資に思えます。なかなか良い3頭がピックアップできたので今年はこれで終了です。

 最後に補足しますが、ピースの子はこの父でこの値段かよ、というところに目を瞑れば本当にいい馬だと思います。正直、欲しいか欲しくないかでいえば滅茶苦茶欲しいです。でも、クラブも含め誰もそんなことを気にしてなくても、自分はこういうクラブ方針にノーを言い続けたいし、そうしないと趣味として続かないことが分かっているので、迷いはしましたが悔いは全くありません。馬の活躍は心の底から応援してます。

当ブログの一口馬主関連記事の一部はキャロットクラブさまより許可をいただき転載しております。記事の再引用、転載はご遠慮願います。