後はメンタル。

17日の阪神競馬ではまずまずのスタートから出たなりで中団後方を進む。行く気はあるように見えたが、直線を向いてからは反応なく13着。「返し馬から外、外に張る感じで走っていて、ゲート内もかなりうるさく、ちょっとテンションの高さが悪い方に出ている感じでした。スタートしてからも右のハミばかり取るので、ハミを抜いてゆったり走らせようとしたのですが、追い出すとやはり右ばかり噛んでしまうんです。どうも苦しがっている感じもしますし、力を引き出せませんでした。申し訳ありません」(川田騎手)「一度使って、馬体はだいぶ良くなってきたと感じていたのですが、精神面の余裕がなかったようで、いい競馬にならず申し訳ありませんでした。ただ、前向きに走る気がないわけではなく、前半は自分から進もうとしていましたし、まだ全体的に良化途上なのだろうと思います。駐立がもうひとつでしたから、このあたりは改めて練習も必要でしょう。今後については、まず馬体をチェックしてから考えていきます」(高野師)久々を一度使って変わり身を期待したのですが、ややテンションも高く、いい結果にはなりませんでした。じっくり立て直してきた後ですし、力があるのは間違いありませんから、焦って結果を求めずじっくり良化を待った方がいいかもしれません。この後はトレセンに戻って馬体を確認してから検討します。

 馬体の雰囲気は悪くなくて、中間からも結構色気を持って臨んだ一戦でしたが、精神的な部分はまだ長く休んだ影響大きそうですね。勿論残念な結果ではありますが、一時は引退やもっと最悪の事態も覚悟していた馬。今回、プラス体重で出られたのは収穫でした。時間はたっぷりありますし、立て直して頑張って貰いましょう。

 それと改めて。ウチパクさんがこの馬にどれだけ手が合うかと言うことが分かりました。川田君も前走の騎手のように無策ではなかったのですが、ずっと苦しいレース振りで、良さを引き出す以前の感じになってしまいました。あるいは今の状態であればウチパクさんでも苦戦するかも知れませんが、とにかく再度コンビの走りを見てみたい。次走以降万難排して鞍上を迎え入れて欲しいものです。

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