試金石。

9日は栗東CWコースで追い切りました。「今朝はCWコースで3頭併せを行い、全体が82秒台、終いは13秒という手元の計測でした。先週と比べると終いにやや時計が掛かっているのですが、これは開場から少し時間が経って馬場も荒れていて、その中で外目を回ったため。終いまでいい動きを見せてくれていましたし、このひと追いでいい状態に仕上がったと思います。先週しっかりと負荷をかけているにも関わらず、その後も馬体重が減るようなことはありませんでしたし、このあたりは馬が成長してしっかりとしてきたということなのでしょう。あとはゲートですね。前走はスタートが遅かったので、先週末には念の為ゲートの確認も行っておきました。中では少しソワソワするようなところがあったものの、扉が開けばちゃんと出てくれていましたし、競馬に行っても普通にスタートを切ってくれればと思います」(松下師)12日の京都競馬(デイリー杯2歳S・芝1600m)にルメール騎手で出走を予定しています。

 この馬に関してはどうにも浮ついた雰囲気に包まれていて辟易としますが、普通に見て、新馬→中京2歳というのは評価に値する連勝ではありませんし、スケール的にもクラシック級には程遠い。血統面も、何度も言いますが、このくらいの「ちょいズレ良血」は掃いて捨てるほどいます。走りも歴代出資馬と比べてそうインパクトを感じる物ではありません。キャロットのG1馬を引き合いに出すのは余りに恥ずかしいですし、重賞馬との比較もまだ早い。負けてないというのは素晴らしいし、成長もまだあり得るので今後はさておき、現状では牝馬路線の5〜8番手くらい、というのが妥当な評価でしょうね。更に高素質馬もこれから出てくる中、このポジションをキープできるか、試金石となる一戦。あるいはルメールとはラストコンビになるでしょうし、鞍上にも、次に乗る騎手にも、何より牧場サイドに好印象を残すレースを期待したいです。

 マイルよりは1400、京都よりは阪神という気もしますので、ここで掲示板確保できれば、個人的に新馬勝ち後の大目標と考えていたフィリーズレビューは見えてくるし、3着入れば現実性も上がってくる。そこから先(上)のことは、もし2着以内に入ったら考えましょう。まずはパドックでの馬体注目します。それと右回りの動きと。

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