昨日、ほぼ同級生の男どもで酒を飲んでいて、音楽の話になり、「SEKAI NO OWARIとゲスの極み乙女。の違いが分からない」とか「AKBの歌が全部一緒に聞こえる」とか言ってるのを聞いて「老化したくねえなあ」と思ってましたが「西野カナの曲は全部一緒」は同意せざるを得ませんでした。あれが分かるのは女子中高生だけだよね、たぶん。
さておき、昨日今日とGW休みだったので、色々遊んだり溜めていた本を読んだりして諸々発散していました。そんな中でDLしていて読んでなかった歴史漫画が面白かったので、ついでに最近好きな歴史漫画を幾つか紹介。自分の場合、戦国時代が好きで、逆に言うとそれ以外の時代は余り興味がない、というか手を広げないでいたのですが、その中で琴線に触れた、戦国時代以外の漫画達です。
達人伝 -9万里を風に乗り-(8) (アクションコミックス)
- 作者: 王欣太
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2015/02/27
- メディア: コミック
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特に達人伝は蒼天航路同様、人物描写の豪快さが気持ちよく、どんどん人物像が頭に入ってくるのが良いですね。この人の筆は、主人公やその周辺の縁者を魅力的に描くのみに留まらず、一般的な漫画家では到底及ばない敵役の魅力を描写しきるのが素晴らしい。中庸な漫画家の手に掛かると大抵、ただ悪どかったり、逆に人間味を描こうとしてスケールダウンしたりするのですが、それがない。呂布や董卓、白起や鯨骨のような描き方は空前絶後と言っていいんじゃないでしょうかね。ホント、この人の手で稀代の英傑・曹操が描写されたのは幸運です。
ともかく、歴史漫画である以前にエンタテインメントとしてしっかりハイレベルで、ある意味絞り尽くした三国時代以上に魅力的な時代とも言える春秋戦国への入門書としては最高なのではないかと思いますよ。
アンゴルモア 元寇合戦記 (2) (カドカワコミックス・エース)
- 作者: たかぎ七彦
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2015/03/07
- メディア: コミック
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コミックウォーカーで最初の2話と最新話が読めますよ。
- 作者: 灰原薬
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2015/04/09
- メディア: コミック
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正直、この辺の時代は苦手で、難解な上に頑張って学んでもカタルシスがないと感じていたのですが、この漫画を見ているとだんだん魅力的に思えてきますねー。同様に余りこの時代に興味を持っていない漫画読みさんにお勧めしたい本です。絵も美しいですねー。
大好きな戦国時代ベースの漫画はへうげもの、センゴクあたりを筆頭に、信長のシェフとか信長協奏曲とかまで相変わらず充実してはいるのですが、本筋は食傷気味なのでテーマとしてはちょっとかわった人物を主役に据えたものが読んでみたいですね。今だったら水野勝成とかいいんじゃなかろうか。大メジャーな武将との接点も多いから興味を持って貰いやすいし、本人にもトンデモエピソード満載だし。小説は何冊かあるけど、漫画はあるのかな…?