ラストランの気持ちで。

 今週は2頭出走。ティンバレスが勝ってくれたので、随分気楽に競馬を見ることが出来ます。と言いつつも今週は1頭の馬にとって集大成とも言える勝負レース。そのアンヴァルト。

29日は栗東坂路で追い切りました(52秒8−38秒7−25秒2−13秒1)。「今朝は坂路でしっかりと追い切りました。乗っていた助手は、ラスト追ってからもう少しピリッと動いてほしいと辛めのジャッジでしたが、今は坂路の馬場も時計が出づらい状況ですし、うちの厩舎で言えば、体重の軽い藤懸が乗ったカレンミロティックとほぼ同じタイムですからね。前走が案外な結果だっただけに、求めるレベルが高くなってしまうのでしょう。4ハロンの時計は十分出ていますし、毛ヅヤなどを見ても状態に関しては何も心配いりません。今回は結果の出ている条件ですし、変わり身を期待していますよ」(平田師)5月2日の新潟競馬(駿風S・芝1000m)に高倉騎手で出走を予定しています。

 この調教師なら最後にここを除外→1400で惨敗→引退とかやらかしてくれると思ってましたが、流石に登録段階で除外馬無しなら大丈夫でした。ちょっと追い切りの数字がこの馬にしては物足りなくはありますが、とにかく約束の1000直を引退前にもう一度見られて満足です。結果出れば良し、出なかったらもう全てに諦めがつく。全力出し切っておいで。是非良い枠下さい。

 エリオットベイ。

29日は美浦南Wコースで追い切りました(69秒0−53秒7−39秒7−13秒1)。「先週帰ってきたばかりですが、ほんの短期間の放牧で戻ってきたので、休み明けという感じはしません。手元に来てからはネジをまくように調整を進めていて、今朝しっかりと動かして負荷をかけるように追い切りました。朝一番の組で馬場へ入り、ウッドチップコースで終いを上げていけるような感じで動かしたところ、余裕のある、最後までしっかりとした動きを披露してくれました。なかなかすっきりとした結果が出せず、歯がゆい競馬が続いていますが、そろそろ何とかしたいですね。これまで直線で坂がある右回りコースを使っていましたが、今回はフラットコースで左回りと、これまでと異なった条件にトライしてみます。悪いイメージは持っていませんし、ここでスッキリ勝たせてあげたいですね」(上原師)5月3日の新潟競馬(3歳未勝利・ダ1800m)に柴山騎手で出走を予定しています。

 ティンバレス最大の勝因は鞍上大強化だったわけで、この馬も柴山以上の騎手(Bクラス〜)が乗ればあっさりでしょうけど、中山の走りがピリッとしないだけに、新潟替わりは魅力。ぶっちゃけてしまえば「どう負かすか」ってレースでしょうね。普通にエンジン掛けてくれば結果は出そうなだけに、これ以上鞍上の評価を下げないで済む競馬だと良いのですが。勿論「新潟まったく合ってませんでした」という可能性もありますけどね。

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