うーん残念。

 ハープスター京都記念で5着でした。

 +14の馬体は立派に見えましたが、目標が先にある馬の復帰戦としては悪くない。返し馬の雰囲気も良く期待はしました。ゲート出て、今日は少し押して中団へ。前半にスイッチ入れたことと、外に馬を見る形がずっと続いたこともあり、気負うというか行きたがるところも見えた。そのまま直線へ向くと前にも外にも馬がいたのでインへ。隙間を見つけてからは伸びるかと思いましたが、それほど弾けず仕舞でした。

 うーん、ある程度出ていく競馬というのには不満はないのですが、いっそもう少し行くか、外に馬がいないところで競馬できたら良かったですね。直線はあわや降着かという競馬。ちょっとダッシャーゴーゴーとか思い出しました。川田騎手は馬群の中で落ち着きを失うところが無くもないですね。腕前は関西でもトップクラスだと思いますので、もう少し場数を踏んで精神的に大きくなって欲しいところです。

 改めて、馬群の中ではこの馬のギアが上がらない、という感じを受けはしましたが、キズナの競馬を見ても、今日は彼らの流れではなかったかな、とも。無敗馬ではない以上、こうして競馬の中で負けパターンを学んでいくことは人馬共に無駄ではないでしょうし、次への糧にして、良い競馬続けていって欲しいです。しかし川田君はこれで相当厳しい立場になったな…定年前年である調教師の「恩赦」があるかどうか。まあ、調教師より牧場の判断でしょうが。

15日の京都競馬では五分のスタートから出たなりで好位の後ろを追走。直線は切れ込むように内へ行くともうひとつ伸びを欠いてしまい5着。「ジャパンカップである程度出していったこともありましたし、珍しくスタートが良く、スッと流れに乗れました。直線は外に出したかったのですが、今日は終始モタれ気味で、無理に外に進路を取る訳にはいかず内に。結果的に他の馬に迷惑をかけてしまいました。ある程度の位置で進めるのは想定内でしたが、いつもと違う競馬に馬がびっくりしてしまったのか…。本当に申し訳ありませんでした」(川田騎手)「みんな勝とうと思っているんだし、競馬だからこういう結果も仕方ない。久々ということもあったからね。直線は外に出すようにという指示はしていましたが、モタれてしまったとのことだし、ここを使って良くなってくれれば。無事なら巻き返してくれると思っています」(松田博師)期待が高かっただけに今日の結果は残念でしたが、これがこの馬の力ではないことは明らかですし、使ってまた変わり身を見せてくれるはずです。このあとはトレセンに戻って馬体を確認し、問題なければドバイに向けて調整していく予定です。

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