ムーア!

■ハープ3・28ムーアでドバイ・シーマC

 クラブの正式発表はまだですが、ムーアに乗り変わってシーマクラシックへ向かうようです。

 勿論これが「ムーアでターフ(旧DF)」だったら小躍りしてるところなんですけど。ここで2400を選ぶってことは当然秋の再遠征も睨んでるんでしょうし、そこも含め「海外では向こうの騎手で」という判断が下ったことには素直に喜びたいです。やっぱり昨年の凱旋門賞は、どう考えても勿体なかったですからね。勿論、川田騎手だけが悪いのでないですけど。チームジャパンでの凱旋門賞制覇はもっと先の話でもいい気がしますよ。借りれる力なんでも借りて、なんでもやってまずは1度勝てばいいじゃない。


 まあ、勝負事って負けた時は流れを変えるための変化が必要ですよね。今まで3回負けた2400の競馬。2度は事故として、オークスは不可避でもJCはどうだったのか。何より札幌でコースに合わせて捲ったハープが、陣営の指示だったにせよ本番で後方待機から大外という向こうにしたら「非常識」な競馬をしなかったらどうだったのか。ハープのベストを引き出す騎乗が大外一気ってのは同世代の牝馬相手の話で、まあ、古馬牡馬相手でも2000以下ならそれで良いんですけど、2000を超える距離ではまだ「一流半」のハープが一線級に食い込んでいくにはやっぱり違う形をしっかり模索していって欲しい。川田君はハープスターのレースを外から一度も見ていない。今のまま何処か窮屈で脆い信頼関係を保って乗り続けるよりもコンビにとってプラスになるんじゃないでしょうか。そのためにも国内初戦となる京都記念で人馬共に次に繋がる仕事をして欲しいですね。ハープはドバイのために、川田君はドバイ後のために。今後も主戦であるのか、あくまで外人騎手をベースにその時のベストを模索していくのか。大きな分かれ道になるレース。迎えるのは最高の敵。頑張れ。


 まあしかし、桜花賞勝った頃から一つの夢だった「ドバイ」が現実になっていくのはワクワクしますね。凱旋門賞は、何処か人ごとのような感覚ありましたけど。ドバイは現実目標。日本馬にとってはロンシャンよりずっとやりやすいでしょうし。くどいようですが1800だったらもっと楽しみだったんですけどね。ムーア鞍上なら仮に負けても今後の2400路線が非現実的になるだろうし、どう転んでもオッケーな感じではありますな。

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