良い記念になった。

 マニッシュコートは小倉7Rに出走、9着でした。

 −8の馬体はとても寂しく、ギリギリレースに使える感じ。これが崖っぷちの実態だと身につまされます。レースはしかし、まずまずのスターとを決めると行き脚良く前へ。外から来た馬も一様に抑えたため、コーナリングを利してハナに立ち、そのまま気分良く逃げました。4コーナーでも後続が手が動く中良い手応えで持ったまま。これは何かあるか、と思いましたが、コーナリングで後続を離したものの直線向いてからはほとんど余力無し。最後は内で追わずにひっそりゴールでした。


 先手有利の崖未勝利(今日は結果、前総崩れでしたけど)で楽に前へ行けるスピード、最後まで良い雰囲気で行けて、コーナリングも非常に上手。これが何度目かの芝か、マイル前後の距離なら、勝ち上がりも意識できる非常に内容のある競馬ではありましたが、残念ながらこれが実質のラストチャンスなんですね。幸運に恵まれ、もう一度芝を使える可能性はあるでしょうが、相当厳しいですね。戦前に言ったとおり、地方経由はするだけ無駄でしょう。クラブの事情を考えても、中央残して500万ってのもあまりに非現実的。


 2歳時、牧場で見たときには「あ、これはデビューできない」と予感がありました。それが、苦しい中でも3戦使えて、芝のレースでは素質の片鱗を見せてくれた。惜しい気持ちもありますが、ここで満足して前へ進むのも一口。運が向くことを願いつつ、一つの区切りにはしたいと思います。

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