こんな記事が。ひとまず凱旋門は置いておいて。実際問題牝馬路線で春は戦う、というのは現実的でしょうね。
現在牝馬3強と目されるレッドリヴェール・ハープ・フォーエバーモア。前者は社台ファーム生産馬、後者は追分ファーム生産馬。まだこれからトライアルもありますが、現時点でそれらに続く層を見るとマジックタイムやヤマノフェアリー、リラヴァティなどがノーザンF生産ですが、結構上位クラスは生産ばらついている感じ、というか、ノーザン1強という構図では無いですね。
一方の牡馬戦線では、トゥザワールド以外にもトーセンスターダムとバンドワゴンの2頭を始め、ベルキャニオン、ラングレーなど、ノーザンFの馬がどんどん出てきています。勿論イスラボニータやワンアンドオンリー、プレイアンドリアルら非ノーザン組もいますが、中核はノーザン組になりつつあります。単純にクラブや鞍上の使い分けとしてもですが、牧場の使い分けの部分でも、ハープスターはオークスというのがまっとうなローテーションに思えます。
で、凱旋門。勿論桜、というより樫の舞台でのパフォーマンス次第。多くの識者が強さは認めつつも守備範囲は2000以下では無いかと言っているこの馬。正直、牝馬同士の3歳春なら距離適性はあってないような物なので、2000持てば2400も全然オッケーだと思いますが、相応のインパクトが無い限り連れて行っても無駄になる気がしますので、距離伸びて強さが増したと思えるような競馬になるかどうかですね。
勿論その前に桜花賞。現時点での見立てではハープは桜>樫、一方のリヴェールは桜<樫という適性に思えます。フォーエバーはまだよく分かりませんが、クイーンCを勝った馬がオークス向きなのは周知の事実。これも桜と五分以上の走りをする気がします。そうなるとハープにとっては、桜花賞でライバル相手にどんな競馬をするかが全てでしょうね。ここで力負けすればアークはおろかオークスだって霞んで見えなくなります。そうなったら府中のマイルでミッキーアイルの逃げとハープの追い込みが激突、というのも面白そうですよね。あーそれ一競馬ファンとしては超見たい。
まあさておき、先の話は酒の当てくらいにしかならないので、まずは現実目標である桜花賞へ向け、後1月無事に過ごして欲しいものです。