みんなの競馬

 日曜は仕事諸々で外に出ていたので、さっき録画したのを見ました。3歳牝馬ランキングやってましたね。結果は101人中65人が推奨してダントツトップ。ファンのミーハー目線ならともかく、プロがそこまでレッドリヴェールと差を付けるとは思いませんでした(リヴェールは22票)。やっぱ馬格の部分とかで過小評価されちゃうんですかねえ。

 現に直接対決は負けたわけですし、エンジンのかけ方も含め、ハープが100%力を出した競馬ではなかったとは言え、ロスはほとんど無かったですし、なによりもあのレッドリヴェールの「勝ちきる」力は脅威なわけですよ。同じ休み明けだったとは言え、向こうはあの札幌の競馬の後、かつ馬体含め、ほとんどダメージのないレースをしたハープより調整はずっと難しかったことでしょう。結果首の上げ下げでしたが、お互い調整に不安がない状態だったら差が開くかもしれませんよね。3戦とも違う鞍上で、違う競馬で勝ってる馬の強さは、プロなら派手なハープよりも高く買うだろうと思ったんですけどね。ハープスターウオッカやブエナに例えられるなら(同じくらい強いと言ってるわけじゃないですよ、タイプや世代間のインパクトの部分で)リヴェールはダスカ。牝馬離れした根性・メンタルはダスカ以上とも言えますし、ぶっつけ本番(予定)の桜花賞ではよりスケールアップしてハープを待ちかまえていることでしょう。

 何が言いたいかというと、ハープは現実に挑戦者であって王者では無いのだし、桜で返り討ちに遭わないためには、ハープ自身もよりスケールアップしないといけないってことです。まずはチューリップ賞でのパフォーマンス。そこで成長した姿を見せてくれれば、先が見えてくるでしょう。こうなってくると勝たない限り失敗といわれてしまうでしょうが、陣営もパッツパツには仕上げるはずはないでしょうし、その中でどこまでやれるのか。川田君にはトライアルとしての収穫を求める競馬をお願いしたいです。試走が出来る強みを活かさない手はない。仮に負けても、収穫があれば、遮二無二勝ちに言って結果だけが出る競馬よりも先に繋がるはずです。そういう意味では、阪神JFの負けを収穫に出来ているのか、十字架にしてしまうのか。世間は十字架を望んでいるようですが、収穫であれと願うばかり。

 あとこう、こうして評価先行になると、もちろんどうしてもアンチが湧いてくるのですが、それと同じくらいかそれ以上に、地に足の付かない舞い上がり発言を見て嫌な気分になることも多いです。お陰でハープスター関連の話題が出ていても、メディア発信の情報以外は(個人発信…ブログやtwitter掲示板含む)見ないようにしています。1/400口だって、ストレスは1/1なんだぜ。この馬に関しては、出資者さんより、そうじゃない人と話している方が楽しいところもあるなあ。オフでは色々話したいですが、ネット上では割とそーっと流しておきたい感じも。じゃあこんなエントリするなよってことですが。たまに「ハープスター出資者なのにもっとハープの話題でブログ書かないの?」と言われるので。レース前に新聞買ってはしゃぐくらいが私的には「精一杯」なので、これでカンベンしてください。

 とにかく、ハープもリヴェールも、阪神JFより一層スケールアップした姿で、無事桜の舞台で相まみえて欲しい。良きライバルに恵まれることは、その馬にとっても、競馬にとっても大事なこと。よほど傑出した馬じゃ無い限り、記憶に残る勝ち馬は、記憶に残る2着馬=ライバルと共に語られるものです。リヴェール以外にも、どんどん強い馬出てきたらわくわくしますね。

 しかしあれですね、先週のトゥザワールドの素晴らしい競馬振りを見て、これでキャロ的にはダービーとか余計なこと考えなくて済むなーと安心です。向こうも川田だしね。牡馬相手の2400ならディープよりロブロイの方が良いと思いますよ。サングレアルはすみれSって話出てますね。どうなるのかな。

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