確かになあー

■IOCが東京に厳しい指摘も、リオ高評価

東京はほとんどの会場が半径8キロ圏内に収まる計画が評価されたが、市民の支持率の低さや、自信を持っていた計画の細部などに懸念が指摘された。

 スポーツマニアで都民、と言う立場で言わせて貰うと、地元でオリンピック、と言うのは生きている間に一度、体験してみたいイベントではあります。勿論、前の五輪なんて産まれる前だし。

 ただ、W杯の時のことを考えると、地元のスポーツイベントって、基本的に見られないんですよね。結局、テレビ観戦中心になります。時差がないのは結構ですが、東京開催となれば、芸能人総動員で、大変「楽しい」放送になるでしょう。ぞっとしますね。

 加えて、日本ってのは国際的なスポーツイベントを開催する資格が無い国民性だとも思うんですよ。厳格な主催者、という面では(治安・タイムスケジュールなどにおいて)世界最高峰の開催地であり、選手はきっと大満足だと思いますが。見に来たファンにとっては、アホほど物価高いし、排他的だし。もうね、韓日W杯の時、向こうの人の親切さが本当にね。小学生の頃から何十回と行っている韓国ですが、あの時は参った。国民が「これを機に韓国を知ってもらおう・好きになって貰おう」という姿勢に溢れていました。まあ、代表が良い感じだったので、途中からはどうでも良くなってましたけどw

 対する日本では、やっぱり「外人=怖い」という態度が、国民に染みついていることを実感しました。極端な言い方をしてしまえば、日本人は外人を犯罪者(予備軍)だと思ってる節もあります。サッカーファンはみんなフーリガン。自分の国でビッグイベントがある、と言うことの本質を分かってないな、と言うのは感じましたね。トラブル無く終われば勝利、みたいな。ホスピタリティ精神からはかけ離れた運営でした。これを機に、日本を好きになって貰おう、日本人の良さを見て貰おう、と思ってた人は、ほぼゼロでしょう。私なんかは、スウェーデンイングランドを見に行って、それぞれの国の友達が出来れば旅行行った時泊めて貰えるかも、と躍起にフレンドリーでしたけどねw(それはそれでホスピタリティとは違うよな)同じことが例えば、競馬のジャパンカップとかでも言えるでしょう。今では香港の叩き台以下の存在。JRAの体質は、結局の所、日本人のデフォルメです。外野での批判精神は旺盛なんですが、当事者になるとひたすら無難に済ませようとするのが日本人。

 そんな日本で、日本一排他的な東京(本質的には大阪の方が排他的だと思いますけど、大阪は一見さんには優しいんですよね)。これ以上国際イベントに向かない街はありません。

 単純に、東京都民はそんな盛り上がって無いというのもあります。大半の人は興味ないんじゃないですかね。私は家も職場も23区なので、開催となったら人ごとではいられない、という部分も含め(中小企業で商工会絡みの動きもあるでしょうし)無関心ではいられないのですが。少なくとも私の周囲で五輪招致へ向けてテンション上がってる人はゼロです。

 繰り返しますが、時差がないってのは、見る側からは良いですけどね。それでも近年の五輪では一番「楽しかったなー」という印象が残るバルセロナを思えば、マドリードでやって欲しい気がしますし、リオ開催も見てみたい。まあ、日本じゃなきゃ良いか、と言うのが、素直な意見です。

 生ボルトや生イシンバエワ、生ドリームチームが見られるチャンスなのは、捨てがたいですけど。

 万一開くなら、首都機能1月麻痺させるつもりでやって欲しいね。W杯の時は、普段より食べ物が手に入らないし、店も閉まるしと、意味不明の状況でした。埼スタまでの長い道、何の店もないのは狂ってるとしか言いようがない。食い物屋は24時間営業しろよ。売り切れって何だよ。ああした、鈍感さ・鈍くささを、勤勉な国民性で排除して欲しい。そこを徹底して「祭りじゃ!」ってノリでやるなら、結構面白い開催になる気がする。民放も全チャンネルで全競技をやって欲しいね。自国のW杯なのに放送の選択肢が無いとか。

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