小倉開幕週/2週目で儲ける道・復習。

 2週間、ワイワイと馬券を検討して参りましたが、結論から行くと夏の小倉開幕週は、特徴を捉えて狙い馬を考えれば、十分儲けが出る条件という事です。

 春の「崖っぷち騎手馬券」、初夏の「3歳馬馬券」でも言いましたが、競馬で儲ける最大のポイントは、「過去(前年)の同条件(似た条件)の結果を記憶しておいて、翌年に活かす」こと。レース後に競馬を振り返る作業というのは面倒ですし、億劫ですが、それをしっかりやること以上に競馬に勝つコツはないと考えます。いわば私の当たり馬券は、去年の私の失敗が活きてるわけで。ギャンブルに限らず、人生何事も「失敗から学習する」ことは最重要ポイントですよね。失敗しないのは簡単です。何も挑戦しなければいい。でも挑戦せずに成功はありません。競馬は我々に大事なことを教えてくれます。失敗を恐れて挑戦しないことは臆病ですが、失敗から目を背けて都合の良い面だけ見るのは愚か。目を背けていて、他者が導いてくれるのは大人に守られている義務教育の間だけ。社会に出た大人にとって教師とは「過去の自分」しか居ない。失敗した過去の自分を恥じることが出来るのは、成長したいという気持ちが残っている証。それを避けた先に待っているのは、停滞ではなく退化。競馬は人生の教師。あとは我々に学ぶ意志があるかどうか、ですね。

 まあ、そんな能書きはさておき。4日合わせて14レース。PATで集計しますと、購入額は281800円。払い戻しは計412560円。「13万の儲け」と言うと聞こえは良いですが、効率は余り良くありません。ノウハウが掴みきれず、無駄な馬券を一杯買ってしまった開幕週。雨に依る馬場渋化とその後の回復に対応しきれなかった2週目。まだまだ修正点は山ほどあります。言い換えれば、修正をすれば来年はもっと儲けることが出来る、と。

 全レースを1〜3着馬の「きりた流好走ポイント」で振り返ります。カッコ内は単勝人気。結果の▲は当てたけどトントン〜トリガミだったレース。

  • 7/18 02R 03(01)→04(02)→01(03) ▲3連単2,740円
  • 7/18 04R 05(05)→08(10)→08(01) ×
  • 7/18 08R 03(01)→15(03)→14(11) ×
  • 7/19 01R 01(02)→03(01)→03(05) ◎馬単850円/ワイド170円・480円/3連単4,070円
  • 7/19 04R 01(01)→02(03)→03(04) ◎単300円/3連単8,390円
  • 7/19 07R 03(01)→14(06)→09(11) ▲3連複11,770円
  • 7/25 02R 07(05)→01(04)→01(01) ▲3連複2,060円
  • 7/25 04R 01(02)→04(06)→02(01) ◎単560円/馬単6,260円/3連単23,220円
  • 7/25 09R 08(03)→08(06)→05(01) ×
  • 7/25 10R 01(01)→11(05)→11(06) ◎単540円/馬単4,810円/3連単39,840円
  • 7/26 01R 18(08)→12(06)→09(11) ×
  • 7/26 05R 06(03)→11(10)→06(08) ×
  • 7/26 09R 01(01)→01(12)→04(03) ◎馬単9,040円
  • 7/26 11R 02(07)→10(01)→10(09) ▲ワイド5,370円

 ぱっと見て明確な特徴が。不良馬場で時計が極端に遅かった4日目の早い時間2鞍を除けば、12レース全てで1人気が3着以内に来ている。うち9頭がきりたの指数も3位以内で、「裏付けのある人気馬」だった。このタイプの軸をしっかり見極めて、馬券の買い目を絞るのがしっかり勝つための必須作業ですね。

 指数1位は5勝2着2回3着2回(1位タイもカウント)。1→4→2位で決まって2万馬券だった3日目の4Rが「結果ベース」では会心のレースですが、一番大きく勝ったのはその日の10R。これは「指数1位が1人気で頭期待出来そうな場合は指数上位の穴馬と人気馬で買う」というやり方にした結果です。純粋に指数上位で決まるレースはそう多くなく(それでも指数4位以内だけで取れた3練炭が5鞍も)、この辺の「臨機応変さ」が大事そうです。ここは経験則と勘の部分なので、なかなか事前に数値化しづらいんですよねえ。

 あと惜しかったのが4日目の9R。午前中の馬場を見て3連単買うのを止めてしまったのですが、買っていれば6万馬券。せっかく12番人気の馬に指数1位評価をしておきながら……。「〜道」でも書きましたが、この日は他の番組見ながらJRA−VANベースで馬券買ってました。しっかり競馬見ていれば、馬場の変化に敏感に対応出来たでしょうね。反省材料です。

 最後に、完全に外した5レース(ズブズブ不良の2レース含む)を当たるように、と再検討するよりは、馬券下手で当てながらマイナス(〜トントン)だった4つのレースをしっかり反省することで、来年の大儲けへ布石としておきます(来年の俺、しっかり読んでから買えよ)。

 1日目の2R。これは最初だったので様子を見てしまったこともありましたが、指数上位が人気サイドに偏っている場合は点数を絞って取らなければいけません。半端に40点50点買ってトリガミになるくらいなら、3着だった本命サイキョウアサカゼを1・2着に固定して6・8点で済ませるべきでしょう。

 2日目の7R。指数1位タイが人気薄だったため、指数3位の福永エイシンダヴィンチから。しかし指数1位が来て大儲けの誘惑にも勝てず、結果3連単ではなく3連複にしてしまいました。しかも3頭それぞれの1頭軸8点ずつ買ったため、計84点も。3連複でこの点数は馬鹿ですね。こうと決めたら、余計な馬券は買わずにきっちり手を絞る。それで買わなかった方が来ても、結果的には絞り続けた方が負けは少なくなります。

 3日目の2R。断然人気のワールドロレックスが「まず勝たないだろう」という直感が働く。それ自体は正解だったが、馬単3連単を買っているのに、どちらも2着付けにしてしまった。それならどちらかしか買う必要はなく、馬単を保険に、3連単は3着付けにするか、蹴飛ばすのがどう考えても正解。お陰で安い3連複の保険が利いたが、完全なトリガミ3連単は2万7千円。目の前まで迫っていたのだから、しっかり仕留めないとダメ!

 4日目の最終。馬場の回復を掴みきれなかったのが最大の原因だが、良馬場予想なのか重馬場予想に切り替えるのか、いかにも中途半端な買い方だった。そういう時は「念のため」とヒモの点数が増え、トリガミ傾向が強くなる。上でも書いたが、とにかくしっかり腹を括って、その軸が外れたら仕方ないと諦められるようにしっかり絞る。7人気を軸にして、9人気をヒモに拾ったのに2着の1人気買ってないのは意味が分からない。とにかく人気馬は安易に消しては行けない。小倉芝1200は本命天国! 穴馬券が欲しかったらヒモ荒れを期待するしかない。肝に銘じる。

当ブログの一口馬主関連記事の一部はキャロットクラブさまより許可をいただき転載しております。記事の再引用、転載はご遠慮願います。