前から同僚に勧められていたのですが、最近一気買いしました。
GIANT KILLING 4 (4) (モーニングKC) (モーニング KC)
- 作者: 綱本将也,ツジトモ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/01/23
- メディア: コミック
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サッカー漫画は数多いですが、サッカーの監督マンガは珍しい。
サッカーファンは多いですが、サッカー経験者はそんな多くない。
サッカーというスポーツの素晴らしさは、未経験者でも深く入っていけるところにあると思うのですよね。バスケ、バレー、テニス。経験者と未経験者の間の壁はとても高い。サッカーと野球は、その壁の低さが魅力(野球は敢えて既得権益がその壁を高くして「気取って」ますが)。
そうなると、サッカー未経験者のサッカー好きが投影しやすいのは、選手より監督だと思うのですよ。ヒデにはなれないけど、岡田にはなれますよ、的な。そういう意味で、サッカー監督漫画は読みやすいです。
それ以上に、スポーツ漫画としても面白いですね、これ。サッカー好きのツボをくすぐる。是非読んでください。
同じ理由で、サッカー以外の指導者漫画ってイマイチ(野球は一定の需要あるでしょうが)。やまさきさんの「手騎」も、やっぱ優駿の門ほどの魅力は無いなあ。本編はちょっと行きすぎてる気もしますが。スポーツで言うと、地方、日本、世界の先は宇宙みたいな。現実離れした競馬を、現実感のある筆致で書いているので、ぐっと引きつけられる部分もありますが、全体的には、のめり込むには少々。アルフィー〜バトルハートあたりの話が良かったね、やっぱ。